08/09/2026
金子文成教授と東京湾岸リハビリテーション病院との共同研究が第24回日本神経理学療法学会学術大会にて症例報告賞を受賞しました。
本研究は,体験者がヘッドマウントディスプレイ(HMD)を装着した仮想現実環境下で,コンピュータグラフィクス(CG)の人工身体像を体験者自身の自分の身体であると勘違いさせる身体性の錯覚に関する研究でした。さらに,自分の身体と認識された人工身体像の運動を観察させることで,安静にしているにもかかわらず,自分が運動しているかのような運動錯覚を生じ,特徴的な神経活動を誘導するという方法を開発し,その効果を検証したものです。将来は運動機能の麻痺治療に応用することを目指しています。
従来は,上肢の運動麻痺に対する治療として,臨床研究を行なってきました。本研究は,治療対象を下肢の運動麻痺に拡張させた最初の報告です。下肢の痙縮および歩行機能の改善を目的とした治療法として,これからも継続した研究を行う意義を示しました。