25/09/2026
【登壇者からのメッセージ・西村和代さん】
9月27日(日)、同志社大学大学院総合政策科学研究科
ソーシャル・イノベーションコース設立20周年記念シンポジウム
「ソーシャル・イノベーションの20年―社会を変える知と実践・その未来」
に、修了生として登壇します。
私に与えられたテーマは、
「How SI changed your life」
博士・修士課程での学びを通して、キャリアや人生がどのように変化したのか。4分間のキーノートスピーチです。
振り返ってみると、、、私の子どもの頃からの夢は、「お母さんになること」でした。
21歳で結婚し、ほどなくその夢は叶いました。
子育てをしながら、地域活動やPTA、生協活動などに関わる中で、暮らしの中にあるたくさんの「なぜ?」や「もっとこうなったらいいのに」に出会いました。なんとかしたい気持ち、何をすればいいのか、自分にできることは、、、と考えていました。
そして、ずっと関心を持っていたのが「食」でした。食べることも作ることも大好き。人と一緒に食卓を囲む瞬間、心の安寧と平和、幸福を感じます。
食べることは、いのちにつながり、農につながり、環境につながり、地域や社会にもつながっています。
もっと深く学びたい。
社会の中にある課題を、研究という方法で考えてみたい。
そう思っていたところ、開設されたばかりのソーシャル・イノベーション研究コースに出会いました。
恩師の今里滋先生が、掲げておられた「いのちと食と農」というテーマ。
衝撃を受けました。シンプルだけど、私の思いがすべて入っていました。
この言葉は、その後の私の人生の軸になりました。
大学院で始めた「食育ファーム」の実践は、エディブル・スクールヤードをお手本にした取り組みでした。今も「キッズファーム」と名前を変え、後輩へと受け継がれています。
子どもたちが土に触れ、育て、料理し、食べる。地域で食のコミュニティを作っていくこの活動は、小さな営みですが、教育を変え、地域を変え、社会を変えていくきっかけとなります。
今では、そんなコミュニティを全国につくっていくことが、私の大切な仕事のひとつになっています。
「さいりん館」というコミュニティスペースを仲間と運営し、「ひとつのおさら」というおばんざい食堂を経営し、そして大学で食や環境について教え、学生たちと畑に立つようにもなりました。
「お母さんになること」が夢だった私が、先生方のお導きと、素晴らしい仲間に囲まれて、
まさか博士号を取り、�まさか大学で「先生」と呼ばれるようになるとは、、、。
人生はわからないものです。
ある経営者は、
「人生には、誰にでも同じように、前からチャンスのボールが飛んでくる」
と言われていました。
そのボールをつかんで挑戦することもできる。
避けることもできる。
時には、大きすぎて、フラフラすることや、うまく受け取れず、ぶつかって失敗することもあります。
振り返ると私は、少し欲張りなくらい、飛んできたボールをつかんできたように思います。
そして、そのボールを
「つかんでみよう」
と思える自分に変えてくれた場所が、大学院のSI研究コースでした。
SIが変えたのは、私のキャリアだけではありませんでした。
自分自身の可能性の見方を変えてくれました。
「お母さん」から始まった私の人生に、研究者、実践者、経営者、教育者という新しい役割が加わりました。
でも、その根っこにあるものは、今も変わりません。
いのちと、食と、農。�そして、人がよりよく生きられる社会をつくること。�いのちが大切にされる社会を実現すること。
9月27日、そんな私自身の20年も振り返りながら、4分間に込めてお話ししたいと思います。
そしてこれからも、大小さまざまに飛んでくるボールを楽しみながら、次のチャレンジを続けていきたいと思います。
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同志社ソーシャル・イノベーションコース
設立20周年記念シンポジウム
『ソーシャル・イノベーションの20年
〜社会を変える知と実践・その未来〜』
2026/9/27(日)午後@同志社大学寒梅館
詳細・お申し込みはこちらhttps://peatix.com/event/5129438