北里大学医療衛生学部リハビリテーション学科作業療法学専攻

北里大学医療衛生学部リハビリテーション学科作業療法学専攻 私たちは,実験研究と臨床研究を通じて,より良い作業療法を目指します

【SOPI(自記式作業遂行指標)公式サイトを公開しました】「作業参加」を,どのように評価していますか?SOPI(Self-completed Occupational Performance Index:自記式作業遂行指標)は,本人にとって...
23/07/2026

【SOPI(自記式作業遂行指標)公式サイトを公開しました】

「作業参加」を,どのように評価していますか?

SOPI(Self-completed Occupational Performance Index:自記式作業遂行指標)は,本人にとって意味のある日々の活動への参加(作業参加)を,本人の視点から9項目で簡便に評価できる,作業療法分野で開発された自己記入式尺度です。

▶︎ SOPI公式サイト
https://sites.google.com/view/sopi-scale

SOPIでは,余暇活動・生産的活動・セルフケアへの参加について,「作業の統制」「作業バランス」「遂行満足度」の3側面から評価します。

また,社会参加の促進や,意味のある作業への参加を可能にする作業療法介入のアウトカム評価としても活用できます。

さらに,研究・臨床・教育目的では,基本的に自由に利用可能です(詳細は公式サイトをご覧ください)。

公式サイトでは,

✔ SOPIの概念と特徴
✔ 使用方法・採点方法
✔ 評価用紙のダウンロード
✔ 関連研究・文献
✔ 日本語・英語併記による情報提供

などを掲載しています。

作業参加の理解を深めたい方,作業療法の評価・実践・研究に活用したい方は,ぜひご覧ください。

なお,Ikigai-9(生きがい意識尺度)の公式サイトも公開しています。SOPIとIkigai-9は,作業参加と生きがいを補完的に評価できる尺度として,研究や臨床で活用できます。こちらもぜひご覧ください。

▶︎ Ikigai-9公式サイト
https://sites.google.com/view/ikigai9

今井 忠則
北里大学 医療衛生学部 リハビリテーション学科 作業療法学専攻

16/07/2026

【大学院における研究活動のご報告】

このたび、永吉先生が大学院修士課程で取り組まれた研究成果をまとめた論文が、『総合リハビリテーション』に掲載されました。 本研究では、脳卒中患者における麻痺側上肢の日常生活での使用に対する自己効力感を評価する尺度「Confidence in Arm and Hand Movement(CAHM)Scale」の日本語版を開発し、その信頼性と妥当性を検討しました。

【論文情報】
著者:永吉隆生、吉原翔太、天野 暁、松岡耕史、高橋香代子
タイトル:脳卒中患者における麻痺側上肢の生活場面での使用に対する自己効力感を評価するための「Confidence in Arm and Hand Movement(CAHM)Scale」日本語版の開発と信頼性・妥当性の検討
掲載誌:『総合リハビリテーション』54巻7号、2026年7月

【研究概要】
脳卒中後は、運動機能が回復しても、麻痺した腕を日常生活で十分に使わないことがあります。その背景には、「自分の腕や手を使うことができる」という自信、すなわち自己効力感が関係している可能性があります。 本研究では、麻痺側上肢の使用に関する自己効力感を評価する尺度「CAHM」の日本語版(CAHM-J)を開発し、その信頼性と妥当性を検証しました。 その結果、CAHM-Jは高い再検査信頼性を示し、上肢の使用状況を評価するMALや、運動機能を評価するFMAとも関連が認められました。 CAHM-Jは、脳卒中後の麻痺側上肢使用に関する心理的側面を把握し、より適切なリハビリテーション支援につなげるための有用な評価ツールとなる可能性があります。

北里大学大学院 医療系研究科
博士課程 吉原翔太

13/07/2026

【大学院における研究活動のご報告】
この度、大学院博士課程で取り組んだ研究活動の成果として執筆した、COSMOを用いた目標指向型アプローチに関する事例報告が「学術誌作業療法」に採択されました。
論文は2027年2月に掲載される予定です。
また本事例報告は、第60回日本作業療法学会にて11月21日にポスター発表を行います。

【論文情報】
倉昂輝, 大庭潤平, 高橋香代子
「神経発達症を有する子どもと保護者とともに多領域の目標達成に向けて目標指向型アプローチを実践した一例-目標達成支援アプリの臨床有用性-」
作業療法. 2027. (in press)

末筆ながら、ご指導いただいた髙橋香代子教授、神戸学院大学の大庭潤平教授に感謝申し上げます。

北里大学大学院 医療系研究科 博士課程
倉 昂輝

【Ikigai-9公式サイト公開しました】臨床や研究で,「生きがい」をどう評価するか迷っていませんか?https://sites.google.com/view/ikigai9近年,「生きがい」は文化的多様性を踏まえたwell-being研...
16/04/2026

【Ikigai-9公式サイト公開しました】

臨床や研究で,「生きがい」をどう評価するか迷っていませんか?
https://sites.google.com/view/ikigai9

近年,「生きがい」は
文化的多様性を踏まえたwell-being研究やポジティブ心理学の分野でも,
国際的に注目されている概念です。

Ikigai-9(生きがい意識尺度)は,
人生の中で感じる
充実感・意味づけ・自己の価値・前向きな意欲といった
生きがいの多面的な側面を,
9項目で簡潔に評価できる尺度です。

また,
社会参加の促進や,意味のある作業の可能化を図る介入のアウトカム評価としても有用です。

さらに,
研究・臨床で基本的に自由に利用可能です(詳細はサイトをご参照ください)。

このたび,
✔ 尺度の概要・考え方
✔ 研究・エビデンス(国内外)
✔ 使い方
✔ 評価用紙のダウンロード
をまとめた公式サイトを公開しました。

明日からの評価,介入の振り返りにすぐ使える内容になっています。

生きがいの理解を深めたい方,
クライエントの「その人らしさ」に踏み込みたい方はぜひ。

https://sites.google.com/view/ikigai9

北里大学 作業療法学専攻
今井 忠則

【学会参加報告】京都・歴彩館でおこなわれた第14回日本発達系作業療法学会にて、大会長企画「NOW and NEXT U10 研究を実践に活かす」に登壇しました。「子どもと家族の暮らしをともにデザインする目標達成支援アプリの社会実装−事例報告...
19/03/2026

【学会参加報告】
京都・歴彩館でおこなわれた第14回日本発達系作業療法学会にて、大会長企画「NOW and NEXT U10 研究を実践に活かす」に登壇しました。
「子どもと家族の暮らしをともにデザインする目標達成支援アプリの社会実装−事例報告からアプリ開発を通じたTranslational Research−」の表題のもと、COSMO開発の基盤となった4つの論文とCOSMOの臨床応用についてお話しさせていただきました。当日は、登壇者同士のディスカッションや聴講者の皆様との質疑応答など、活発な議論をさせていただき、大変貴重な経験となりました。また学会全体としては、過去最多の参加者数および演題数との発表があり、非常に熱気のある学会で、一参加者としても魅力的な多くのプログラムから学ばせていただくことができました。
この場を借りて、改めて大会長の加藤先生、草野先生をはじめ、実行委員の先生方や運営委員の学生さんに心より御礼申し上げます。

【今回発表したCOSMOに関する情報】
・App Store(無料)
https://apps.apple.com/jp/app/cosmo/id6743468910

・ホームページ(マニュアル等を掲載)
https://cosmo-app.studio.site/

北里大学大学院 医療系研究科 博士課程
倉 昂輝

【国際学会参加報告】世界作業療法士連盟(WFOT)の大会に教員3名大学院生5名,研究員1名で参加・発表してきました.学会そのものはもちろんのこと,国際交流をしている大学の先生方との対面での再会や,以前北里大学に留学生していた学生(今は立派な...
02/03/2026

【国際学会参加報告】

世界作業療法士連盟(WFOT)の大会に教員3名大学院生5名,研究員1名で参加・発表してきました.学会そのものはもちろんのこと,国際交流をしている大学の先生方との対面での再会や,以前北里大学に留学生していた学生(今は立派な作業療法士!)との再会など,とても嬉しく充実した学会となりました.北里大学大学院では,国際学会で大学院生が発表する際には補助金が支給されます.多くの大学院生に海外の知見に触れ,自らの研究や臨床に生かす機会を得られるよう願っています.

(初めて学会に参加した大学院生からの感想)
今回、WFOTに参加したことにより、異国の文化的背景の中で実践されている作業療法の実態に触れる貴重な機会を得ることができました。国や地域によって医療制度や社会資源、価値観は大きく異なりますが、作業療法の本質は共通していることを実感しました。一方で、日本では当然と捉えていた支援の在り方や評価視点が、他国では異なる形で展開されている場面も多く、自身の視野の狭さを認識する契機ともなりました。本学会への参加を通じて、作業療法士として専門性を高めるとともに、多様な文化や価値観を尊重し柔軟に対応する姿勢の重要性を学びました。今後は国際的な視点を持ちながら、臨床現場において対象者一人ひとりの生活背景をより深く捉えた作業療法を実践していきたいと考えております。

02/02/2026

【大学院における研究活動のご報告】
この度、大学院博士課程で取り組んだ研究活動の成果として執筆した、子どもと家族に対する家庭を中心とした作業療法介入に関するScR論文が「Asian Journal of Occupational Therapy」に掲載されました。

【論文情報】
Koki Kura, Takuto Nakamura, Satoru Amano, Kayoko Takahashi
「A Scoping Review of Home-Centered Occupational Therapy for Children with Neurodevelopmental Disorders and Their Families」
Asian Journal of Occupational Therapy, 2026, 22巻, 1号, p. 1-17.
URL: https://www.jstage.jst.go.jp/article/asiajot/22/1/22_1/_pdf
DOI: https://doi.org/10.11596/asiajot.22.1

【研究概要】
本研究は、子どもと家族に対する家庭を中心とした作業療法介入の構成要素や特徴をマッピングすることを目的に、スコーピングレビューを行いました。
作業療法介入の構成要素は、先行研究に基づき(1)協働関係の構築、(2)協働的目標設定、(3)選択肢の探索、(4)計画の実行、(5)プログラム実装のサポート、(6)結果の評価、6つの段階毎に整理しました。
1261件のうち包含基準と合致する42件の論文を分析した結果、各介入が構成要素を満たしていた割合は(1)協働関係の構築が33.3%、(2)協働的目標設定が69.0%と、他の構成要素と比して低いことがわかりました。
お子さんとご家族とともに、実際の生活場面を見据えた支援を行う場合、協働関係の構築と協働的目標設定を重視することが重要となる可能性があります。

末筆ながら、ご指導いただいた髙橋香代子教授と天野暁准教授,神奈川県立保健福祉大学の中村拓人助教に感謝申し上げます。

北里大学大学院 医療系研究科 博士課程
倉 昂輝

【大学院における研究活動のご報告】博士課程の吉原翔太さんが筆頭著者、天野准教授が責任著者の論文が「Disability and Rehabilitation」(IF : 2.0 *)に掲載されました。*Journal Citation Re...
26/12/2025

【大学院における研究活動のご報告】
博士課程の吉原翔太さんが筆頭著者、天野准教授が責任著者の論文が「Disability and Rehabilitation」(IF : 2.0 *)に掲載されました。
*Journal Citation Reports 2025 from Clarivate

【論文情報】
Yoshihara S, Sakamoto T, Amano S.: Reliability and Validity of the 15-Item Action Research Arm Test with a Clinically-Informed Decision. Disability and Rehabilitation. 2025:1-11.
https://doi.org/10.1080/09638288.2025.2603843

【研究概要】
19項目版のAction Research Arm Test (ARAT)は上肢機能評価として広く使われていますが、実施に時間がかかることが課題でした。先行研究では15項目版のARATが提案され、さらに得点の流れに応じて一部の課題を省略できる短縮ルールも示されていました。15項目版そのものの信頼性と妥当性はすでに検証されていましたが、短縮ルールが測定の質を保ったまま運用できるかは十分に確かめられていませんでした。本研究では、脳卒中後の片麻痺を有する30名のデータを用いて、短縮ルールを適用した場合の信頼性と妥当性を評価しました。その結果、全体の実施項目数は約半分に減少しました。それにもかかわらず、短縮ルールを用いた得点の再現性は非常に安定しており(ICC=0.997)、さらにFugl-Meyer Assessment、19項目版ARATとも強い相関が確認されました。短縮ルールを使うことで、評価の手間を減らしながら測定の質を保てる可能性が示されました。

To address the time burden of the widely used 19-item Action Research Arm Test (ARAT), a 15-item version using a decision rule has been proposed. However, the reliability and criterion-related vali...

17/12/2025

【大学院における研究活動のご報告】

吉原翔太さん(博士課程・指導教授:高橋香代子)の論文が「JMIR Form Res」(IF : 2.1 *) に掲載されました。
*Journal Citation Reports 2025 from Clarivate

【論文情報】
Yoshihara S, Shibata T, Kosone M, Shibuya M, Takahashi K.: The Impact of a Digital Peer-Supported App on Daily Steps and Lifestyle Changes Among Individuals with Prediabetes and Early-Stage Type 2 Diabetes: A Prospective, Non-randomized Controlled Trial.: JMIR Form Res. 2025;9:e75953

【研究概要】
本研究は、前糖尿病および2型糖尿病早期の人々を対象に、デジタルピアサポートアプリが日々の歩数目標の達成および平均1日歩数に与える影響を検討することを目的とした。アプリ群は対照群と比べて、日々の歩数目標達成率の中央値が有意に高かった(57.2% vs 26.7%)。また、1日あたりの歩数の中央値もアプリ群で有意に多かった(6854歩 vs 3946歩)。一方、HbA1c、血圧、BMI、および生活習慣行動については、2群間で有意差は認められなかった。

住所

北里1-15/1
Sagamihara-shi, Kanagawa
252-0373

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