静岡大学グリーン科学技術研究所

静岡大学グリーン科学技術研究所 2013年4月に設立された静岡大学の新しい研究所です。

静岡大学グリーン科学技術研究所とは、地球資源やエネルギーの再生・利用、自然共生による循環型・低炭素社会実現のために、新たな環境・エネルギー・バイオ・化学分野の科学技術を創造する、基礎から応用までの出口を見据えたグリーン・イノベーションを推進するために2013年4月に設立された研究所です。

【プレスリリース】「複雑さ」を設計して、結晶の「動き」をプログラムする ”構造のゆらぎ”が導く 結晶学の常識を覆す新しい設計原理を解明高知工科大学の 樋野 優人さん(大学院博士後期課程3年)と 林 正太郎教授(理工学群)らの研究グループは、...
05/09/2026

【プレスリリース】
「複雑さ」を設計して、結晶の「動き」をプログラムする ”構造のゆらぎ”が導く 結晶学の常識を覆す新しい設計原理を解明

高知工科大学の 樋野 優人さん(大学院博士後期課程3年)と 林 正太郎教授(理工学群)らの研究グループは、東京科学大学の 横田 紘子教授(物質理工学院材料系)、静岡大学の 関 朋宏准教授(カーボンサイクル研究コア)らと共同で、一般的には「単純で規則正しい」ことが理想とされる結晶構造に、あえて「複雑さ」をつくり込むことで、その複雑さが熱によってほどけるプロセスを利用して結晶の動きを制御するという新しい材料設計原理を明らかにしました。

本研究は、これまでの材料設計がめざしてきた「単純化」という“王道”に対し、『結晶内部に、異なる分子環境を共存させる「複雑さ」を、どの程度つくり込むのか』という、まったく新しい設計軸(分子構造→構造的な複雑さを設計→分子集団の動きを制御→機能への変換)を導入するものです。

本成果は、2026年8月18日、ナノ・マイクロスケールの基礎研究から応用までを網羅する、材料科学分野において非常に高い評価を得ているドイツの国際学術誌「Small」に掲載されました。

【研究のポイント】

1.「複雑さ(high-Z′*1)」を意図的に設計:
剛直なアントラセン*2骨格に、回転して動くことのできる部分を組み込むことで、同じ分子でありながら、ひとつの結晶内に5種類の異なる「居場所(環境)」が共存する複雑な結晶構造を実現。このような構造をhigh-Z′(ハイ-ゼットプライム)結晶と呼ぶ。

2.熱による「構造のゆらぎ」が導く対称性の回復:
温度上昇に伴い、異なる環境にいた分子が徐々に動き出し(ゆらぎ)、やがて分子が協調して並び替わる「対称性回復*3」という特異な現象を解明。この変化により結晶は特定の方向へ急速に伸びる。

3.耐久性と再現性のある「プログラム可能」な動作:
50回の加熱・冷却サイクルを繰り返しても可逆的に、安定して動作することを確認。

詳しくは公式ページでご確認ください。
https://www.green.shizuoka.ac.jp/information/20260827/

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【プレスリリース】深海微生物・酵素から学ぶ難分解性バイオマスの分解戦略 -持続可能なバイオものづくりを拓く深海インスパイアード化学-1. 発表のポイント・これまで十分に注目されてこなかった、深海のセルロース分解微生物・酵素に関する研究を体系...
04/09/2026

【プレスリリース】深海微生物・酵素から学ぶ難分解性バイオマスの分解戦略 -持続可能なバイオものづくりを拓く深海インスパイアード化学-

1. 発表のポイント

・これまで十分に注目されてこなかった、深海のセルロース分解微生物・酵素に関する研究を体系的に整理
・深海微生物・酵素が、分解されにくいバイオマスを効率よく利用する仕組みに着目
・深海生物の優れた仕組みを、持続可能なものづくりに生かす「深海インスパイアード化学」の新たな方向性を提示

2.概要

国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 河村 知彦、以下「JAMSTEC」という。)生命地球科学研究部門の出口 茂 上席研究員らは、国立大学法人静岡大学(学長 日詰 一幸)農学部の中村 彰彦 教授と共同で、深海微生物・酵素が、分解されにくいバイオマス(難分解性バイオマス)を効率よく利用する仕組みに着目し、その知見を持続可能なものづくりへ生かす「深海インスパイアード化学」の新たな方向性を提示しました。

近年、地政学的リスクや原油価格の変動を背景に、石油に依存しないものづくりへの関心が一層高まっています。なかでもセルロース系バイオマスは、食料と競合しにくく、燃料や化学品、材料の原料となる再生可能資源として注目されています。しかし、セルロースは水に溶けない結晶性高分子であり、その効率的な分解・変換は依然として大きな課題です。

深海は、太陽光が届かず、生物が利用できる有機物が乏しい一方、低温・高圧でもある厳しい環境です。海洋表層や陸域から供給された有機物が深海へ沈降する過程では、分解されやすい成分が優先的に失われるため、深海に到達する有機物には難分解性成分が相対的に多く残ります。このような環境では、利用しにくい有機物を効率よく分解・利用する能力が、微生物の生存に重要であると考えられます。

研究チームは、深海に生息するセルロース分解微生物・酵素に関するこれまでの研究を体系的に整理し、深海微生物を、難分解性有機物を効率よく分解・利用するための戦略を進化させた生物システムとして位置づけました。さらに、その戦略を担う酵素の特徴として、セルラーゼを細胞表面に保持する仕組みや、複数の機能領域を備えた大型酵素などに注目しました。

これにより、これまで高圧や熱水環境など、深海の物理化学的条件を中心に展開されてきた「深海インスパイアード化学」を、深海生物が進化させた仕組みからものづくりの設計原理を学ぶ研究へと拡張しました。こうした視点は、新たな酵素の設計や、持続可能なバイオマス変換技術の開発につながることが期待されます。

本研究成果は、JSPS科研費(課題番号:JP23K14000)およびJST戦略的創造研究推進事業CREST(課題番号:JPMJCR21L4)の支援により得られた成果を含むものです。

なお、本研究成果は、日本化学会が発行する学術誌「Bulletin of the Chemical Society of Japan」の100周年記念企画の一環として、編集部からの招待を受けてまとめられ、2026年8月24日付でオンライン掲載されました。

詳しくは公式ページよりご確認ください。
https://www.green.shizuoka.ac.jp/information/20260825/

#静岡大学 #グリーン科学技術研究所 #深海 #深海微生物 #微生物 #酵素 #セルロース #バイオマス #バイオものづくり #バイオテクノロジー #深海インスパイアード化学 #再生可能資源 #カーボンニュートラル #サステナビリティ #持続可能な社会 #研究成果 #プレスリリース #科学 #サイエンス

02/09/2026

【プレスリリース】
天然のキチン結合タンパク質を人工進化させ、プラスチック表面認識タンパク質を開発
-駿河湾で採取したマイクロプラスチックの蛍光染色に成功-

【研究のポイント】

◼本来キチンを認識して結合するタンパク質「PfChBD2」を改変し、プラスチック表面を認識する性質を持たせました。
◼PETへの結合性を向上させ、キチンやセルロースへの結合を大幅に低減した変異体を取得しました。
◼駿河湾から採取したマイクロプラスチックを蛍光染色することに成功しました。
◼マイクロプラスチックの簡便な検出への応用が期待されます。

【研究概要】

静岡大学大学院自然科学系教育部バイオサイエンス専攻の橋野嘉仁(博士課程2年)、静岡大学農学部・グリーン科学技術研究所の中村彰彦教授、東海大学の広瀬慎美子教授(現所属:国立科学博物館)は共同で、本来キチン(注1)を認識するタンパク質「PfChBD2」を改変し、プラスチック表面を認識してマイクロプラスチック(注2)を蛍光染色できるタンパク質の開発に成功しました。

本研究では、PfChBD2の表面にランダムにアミノ酸変異を導入し、ファージディスプレイ法(注3)を用いて、ポリエチレンテレフタレート(PET)に結合する変異体を選抜しました。最初の選抜では、野生型と比べてPET表面への最大結合量が約2倍となり、キチンへの結合が大きく低下した変異体を取得しました。さらに、キチン認識に重要なアミノ酸を追加で改変及び選抜することで、PETへの結合性を維持しながら、キチンやセルロース(注4)への結合を大幅に低減した複数の変異体を得ました。

なかでも「VFF」と名付けた変異体は、PETへの比較的高い結合性と、キチン・セルロースへの極めて低い結合性を示しました。また、VFF変異体はPETだけでなく、他のプラスチックにも結合を示しました。さらに、VFFと赤色蛍光タンパク質(注5)を融合させたタンパク質を用いることで、駿河湾から採取したポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピレンのマイクロプラスチックを蛍光染色できました。
本研究は、天然の生体高分子を認識するタンパク質の結合特性を、人工高分子であるプラスチックの認識へと改変できることを示したものです。

なお、本研究成果は、2026年8月17日に国際学術誌「ACS Synthetic Biology」に掲載されました。

詳細は下記公式ページよりご確認ください。
https://www.green.shizuoka.ac.jp/information/20260824/

#静岡大学 #グリーン科学技術研究所 #マイクロプラスチック #海洋プラスチック #駿河湾 #人工進化 #タンパク質工学 #バイオテクノロジー #環境科学 #研究成果 #論文掲載

【プレスリリース】植物の乾燥耐性を向上させる化合物の開発【発表のポイント】・植物に乾燥耐性を与える化合物を同定しました。・気孔のK+チャネルを阻害する分子標的化合物を同定しました。・気孔応答メカニズムを知るための分子ツールとして利用できます...
01/09/2026

【プレスリリース】
植物の乾燥耐性を向上させる化合物の開発

【発表のポイント】

・植物に乾燥耐性を与える化合物を同定しました。
・気孔のK+チャネルを阻害する分子標的化合物を同定しました。
・気孔応答メカニズムを知るための分子ツールとして利用できます。

【概要】

植物の葉にある気孔は、ガス交換や蒸散を担う一方、乾燥時には閉鎖して水分の損失を防ぐ性質を持ちます。気候変動対策として、農作物に乾燥耐性を付与する植物調節剤(バイオスティミュラント)の開発が求められています。

東北大学、九州大学、ミラノ大学(イタリア)、新潟薬科大学、アストロバイオロジーセンター、名古屋大学、理化学研究所、熊本大学、静岡大学、岡山大学、CSIC(スペイン)、ミュンスター大学(ドイツ)の共同研究グループは、気孔の開口を促すカリウムイオン(K+)チャネルの阻害剤NS5806を同定し、さらにその類縁化合物UA49の合成にも成功しました。NS5806/UA49を植物に噴霧すると気孔の開口抑制(閉鎖誘導)が起こり、乾燥耐性が付与されることが実証されました。さらに本化合物を用いた解析から、K+チャネルが環境応答に重要なCaシグナル(注1)の生成に関与している可能性が示唆されました。本成果は、持続可能な農産物生産に貢献することが期待されます。

本研究成果は、2026年7月27日(英国標準時)に科学誌Nature Communicationsに掲載されました。

なお本研究は、東北大学大学院工学研究科の佐藤奏音特任助教(現京都大学助教)、鈴木喬太大学院生(当時)、齋藤俊也学術研究員、筧太心大学院生(当時)、加藤恵技術職員、辻井雅助教、石丸泰寛准教授(現東京大学准教授)、魚住信之教授、九州大学大学院農学研究院の有澤美枝子教授、矢﨑雅菜大学院生(当時)、河合靖貴助教(当時)、ミラノ大学(イタリア)のCosta Alex 教授、Grenzi Matteo 研究員、Luoni Laura 研究員、新潟薬科大学の山口利男教授、井坂修久助教、アストロバイオロジーセンターの河野優特任研究員、名古屋大学の木下俊則教授、林優紀助教、理化学研究所環境資源科学研究センターの関原明チームディレクター、バシル・クーラム客員研究員(現ラホール経営科学大学准教授)、アズィズ・ファルハン国際プログラム・アソシエイト、熊本大学の檜垣匠教授(現東京大学教授)、上村明日香大学院生、静岡大学の轟泰司教授、竹内純准教授、岡山大学学術研究院環境生命自然科学学域の村田芳行教授、宗正晋太郎准教授、Yin Huifei 大学院生(当時)、CSIC(スペイン)のRubio Francisco 教授、ミュンスター大学(ドイツ)のKudla Jörg 教授との共同研究で行われました。

詳しくは公式ページをご確認ください。
https://www.green.shizuoka.ac.jp/information/20260805/

【アウトリーチ】C²-FRONTSタスクフォース「グリーン循環エコノミー共創研究拠点の形成」キックオフミーティングを開催しましたC²-FRONTSタスクフォース「グリーン循環エコノミー共創研究拠点の形成」キックオフミーティングを開催しました...
22/07/2026

【アウトリーチ】
C²-FRONTSタスクフォース「グリーン循環エコノミー共創研究拠点の形成」キックオフミーティングを開催しましたC²-FRONTSタスクフォース「グリーン循環エコノミー共創研究拠点の形成」キックオフミーティングを開催しました

2026年6月30日(火)から7月1日(水)にかけて、静岡大学浜松キャンパスにおいて、C²-FRONTSタスクフォース「グリーン循環エコノミー共創研究拠点の形成」のキックオフミーティングを開催しました。

「グリーン循環エコノミー共創研究拠点の形成」は、東海・信州 国立大学等連携プラットフォーム(C²-FRONTS)におけるタスクフォースの一つとして、複数分野との協創によるグリーン循環エコノミー共創研究拠点の形成を目的に、2026年1月に開催された第5回東海・信州 国立大学等連携プラットフォーム(C²-FRONTS)懇談会において設立が了承されました。

今回のキックオフミーティングには、信州大学、三重大学、岐阜大学、名古屋大学、鈴鹿工業高等専門学校および静岡大学の研究者等が参加し、研究の紹介や共同研究の可能性について意見交換を行うとともに、タスクフォースの今後の進め方について議論しました。

今後は各大学において研究者への参加の呼びかけを進めながら、テーマごとに研究グループの形成を目指し、大学間の連携を一層深め、グリーン循環エコノミー共創研究拠点の形成に向けた活動を推進していきます。

グリーン科学技術研究所からは以下の研究者が参加しています。
■青木 憲治 准教授(カーボンエネルギー研究コア)
■木村 浩之 教授(グリーンエネルギー研究コア)
■二又 裕之 教授(グリーンエネルギー研究コア)
■渡部 綾 准教授(カーボンサイクル研究コア)

なお、第2回ミーティングは2026年11月から12月頃に三重大学で開催する予定です。

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【学生の受賞】佐藤研究室 倉髙 翔悟さんが29th KPPS Annual Symposiumにおいて2026 Poster Presentation Awardを受賞しましたhttps://green.shizuoka.ac.jp/inf...
07/07/2026

【学生の受賞】佐藤研究室 倉髙 翔悟さんが29th KPPS Annual Symposiumにおいて2026 Poster Presentation Awardを受賞しました
https://green.shizuoka.ac.jp/information/20260707/

#静岡大学 #グリーン科学技術研究所 #佐藤研究室 #ポスター発表

【海洋DX】永田 正樹 准教授の取り組みが 7/9(木):NHKニュース「たっぷり静岡」で紹介されます -サクラエビ漁を支えるAI研究-https://www.green.shizuoka.ac.jp/information/2026070...
07/07/2026

【海洋DX】永田 正樹 准教授の取り組みが 7/9(木):NHKニュース「たっぷり静岡」で紹介されます -サクラエビ漁を支えるAI研究-

https://www.green.shizuoka.ac.jp/information/20260703/

#静岡大学 #グリーン科学技術研究所 #サクラエビ漁

【プレスリリース】液晶性分子骨格を結晶格子に組み込み、伸縮する分子結晶を合理的に設計 -1.52倍の長さに変化する結晶アクチュエーターを実現-静岡大学理学部の 関 朋宏 准教授の研究グループは、同所属の 守谷 誠 准教授、高知工科大学理工学...
26/06/2026

【プレスリリース】
液晶性分子骨格を結晶格子に組み込み、伸縮する分子結晶を合理的に設計 -1.52倍の長さに変化する結晶アクチュエーターを実現-

静岡大学理学部の 関 朋宏 准教授の研究グループは、同所属の 守谷 誠 准教授、高知工科大学理工学群の 林 正太郎 教授らと共同で、液晶性を示す分子骨格を剛直な結晶格子の中に密に整列させることで、温度変化に応じて結晶の長さが最大1.52倍まで変化する新規分子結晶アクチュエーターの開発に成功しました。

【研究のポイント】

・液晶分子骨格(nIB)を金錯体結晶(Au-nIB)の格子内に密集・整列させることで、温度変化による相転移が巨視的な一軸方向の結晶伸縮に変換されることを実証しました。
・伸縮前後の結晶の長さの比(ρL)が最大1.52に達し、これは分子結晶としてトップクラスの値です。また、結晶の長さ変化がメソゲン層(注1)の厚みの変化と逆比例するという定量的な設計則を確立しました。
・アルキル鎖の長さを変えることで伸縮の方向や大きさを制御でき、ドメインエンジニアリングにより単結晶上で多段階の伸縮を自在に操れることも示しました。
・将来的に、人工筋肉・マイクロアクチュエーター・ソフトロボティクスなど次世代の柔軟デバイスへの応用が期待されます。

詳しくは公式ページでご確認ください。
https://www.green.shizuoka.ac.jp/information/20260625/

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【プレスリリース】深海インスパイアード化学に基づく分解の見える化技術-セルロースからキチンへ、界面センシング原理を拡張-1. 発表のポイント・水に溶けないキチンの分解を、数ナノグラムの超高感度で“目で見て”検出することに成功・セルロースで確...
23/06/2026

【プレスリリース】
深海インスパイアード化学に基づく分解の見える化技術
-セルロースからキチンへ、界面センシング原理を拡張-

1. 発表のポイント

・水に溶けないキチンの分解を、数ナノグラムの超高感度で“目で見て”検出することに成功
・セルロースで確立されていた界面センシング技術「SPOT」をキチンへと拡張
・これまで観測が困難だった固体表面での分解反応を直接捉える新たな手法として期待

2.概要

国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 河村 知彦、以下「JAMSTEC」という。)生命地球科学研究部門の出口 茂 上席研究員らは、国立大学法人静岡大学(学長 日詰 一幸)農学部の中村 彰彦 教授、極東製薬工業株式会社(代表取締役 小林 達也)と共同で、キチンの分解を、わずか数ナノグラムという極めて微量なレベルで“目で見て”検出できる技術を開発しました。

キチンやセルロースのような水に溶けない物質は、微生物によって分解される際、固体の表面で局所的に反応が進むため、その過程を直接観測することが困難でした。研究チームはこれまでに、ナノ構造を持つゲル材料を用いて、セルロースの分解を高感度で可視化する技術「SPOT」を開発しています。本研究では、この技術をキチンにも適用できるように拡張し、分解の様子を直接“見える化”することに成功しました。本成果は、これまで見えなかった微生物による分解の仕組みを可視化する新たな手法として、バイオマス利用や有用微生物探索への応用が期待されます。

本研究は、科学研究費補助金(課題番号:JP25120512、JP20580092、JP19K15956、JP23K14000)、JST戦略的創造研究推進事業CREST(課題番号:JPMJCR21L4)」、国際科学技術財団の支援により実施されました。

本論文はアメリカ化学会が発行する学術誌「Langmuir」に2026年6月19日付(現地時間)でオンライン掲載されました。

詳しくは公式ページよりご確認ください。
https://www.green.shizuoka.ac.jp/information/20260622/

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【プレスリリース】第1回「グリーンサイエンスカフェ」を開催しますhttps://www.green.shizuoka.ac.jp/information/20260612/静岡大学では、グリーン科学技術研究所の最先端の研究を一般の方へ広く紹...
15/06/2026

【プレスリリース】第1回「グリーンサイエンスカフェ」を開催します
https://www.green.shizuoka.ac.jp/information/20260612/

静岡大学では、グリーン科学技術研究所の最先端の研究を一般の方へ広く紹介することを目的として「第1回 グリーンサイエンスカフェ」を下記のとおり開催します。

SDGs(持続可能な開発目標)にもつながる最先端研究に触れる機会を設けます。
ぜひとも取材いただき、紙面、番組等でご紹介くださいますようお願い申し上げます。

◆第1回 7/11㈯ 佐野 吉彦
浜松キャンパス 工学部8号館生物実験室

小学5年生から高校生及びその保護者 

定員:30名

【つくる・ためる・つかう!】
水素エネルギーまるわかり実験教室

GSCafe2025ポスターPDF
https://www.green.shizuoka.ac.jp/wp-content/uploads/2026/06/GSCafe2026_A4Poster.pdf

これまでのグリーンサイエンスカフェのダイジェスト動画
https://sutv.shizuoka.ac.jp/subchannel/325

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住所

大谷836
Shizuoka-shi, Shizuoka
422-8529

アラート

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