岐阜大学環境社会共生体研究センター

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岐阜大学環境社会共生体研究センター 岐阜大学地域環境変動適応研究センターRARCは,2024年4月1日に,岐阜大学流域圏科学研究センター,岐阜大学脱炭素環境エネルギー研究連携支援センターとともに,『環境社会共生体研究センター』CENSSとして再スタートを切りました。更なる発展にご期待ください。
代表連絡先 058-293-2061(センター事務室)

29/07/2026

【長良川及び支川の水温の2年間にわたる集中観測から,河川の水温変動の特徴と温暖化対策のヒントが明らかに】

【研究のハイライト】
・本川では下流ほど気温と水温の結びつきが強くなった一方,支川の水温変動特性には水文地質条件と土地利用の違いが反映された。
・夏季の低流量条件は,河川水温の上昇と空間的な水温不均一性(水系内での水温の違い)を増大させました。
・一方,夏季の降雨による流量増加は河川水温を低下させ,河川ネットワーク全体の水温環境を均質化した。
・地下水涵養型の支川は安定した水温特性を示し,本川水温の変動を緩和していました。
・水田灌漑からの還元水は,夏季の低流量条件下における局所的な水温上昇と関連していた。

【研究内容】
2020年から2021年にかけて,木曽川水系長良川流域の本川および支川の54地点で河川水温を観測した。
これらの観測データに,高解像度気候データおよび分布型水文モデルを用いて推定した日平均気温(Ta)と河川流量(Q)を統合した。これにより,気温と水温の結びつき,支川が本川の水温に及ぼす影響,ならびに流量条件に応じた夏季の水温応答を分析した。

【新たな水文学的知見】
気温と水温の回帰分析から,本川では下流ほど両者の結びつきが強くなることが示され,水文過程および地下水による緩衝作用が下流方向に弱まることが示唆された。支川では,地下水の寄与や土地利用の違いに対応して,多様な水温特性が認められた。

地下水涵養型の支川は,本川の水温を低下させるとともに安定化させた。一方,水田灌漑からの還元水は,夏季の低流量条件下における局所的な水温上昇と関連していた。降雨による高流量条件では,河川水温が低下し,河川ネットワーク全体の水温が空間的に均質化した。これに対して,夏季の低流量・渇水条件では,特に下流域および農業の影響を受ける区間において,水温上昇と空間的な水温不均一性が増大した。

これらの応答は,気候,水文条件,地下水,農業用水利用が相互に作用しながら河川の水温レジームを形成していることを示している。本研究の成果は,地下水涵養型支川と農業の影響を受ける低地区間が果たす対照的な水温上の役割を明らかにすることにより,モンスーン地域の河川流域における気候変動適応および河川生態系管理に資するものである。

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【研究プレスリリース:温暖化によるアユ生態の南方化~海水温の上昇が海洋生活を短縮、長良川の長期データで解明~】アユは秋に川で生まれ、海に下りて冬を過ごし、春に再び川へ戻る魚です。一般に、アユの海での生活期間は南方ほど短いことが知られており、...
15/06/2026

【研究プレスリリース:温暖化によるアユ生態の南方化~海水温の上昇が海洋生活を短縮、長良川の長期データで解明~】

アユは秋に川で生まれ、海に下りて冬を過ごし、春に再び川へ戻る魚です。一般に、アユの海での生活期間は南方ほど短いことが知られており、川や海の水温がこれに関連していると考えられていました。しかし、その詳しい要因は未解明であり、加えて近年の温暖化の影響についてはまったく分かっていませんでした。
 長野大学共創情報科学部の永山滋也しげや教授は、岐阜大学環境社会共生体研究センターの原田守啓もりひろセンター長、岐阜県里川・水産振興課の藤井亮吏りょうじ氏、岐阜県水産研究所の大原健一氏と共同研究を行い、長良川河口堰で捕獲した遡上アユの日齢と河川・海水温の関係を調べました。その結果、冬季のアユの海洋生活期間が海水温と密接な関係にあること、また温暖化に伴う海水温の上昇によって海洋生活期間が短くなっていることを突き止めました。
 本研究成果は、国際学術誌『Journal of Fish Biology』のオンライン版において、日本時間2026年6月11日に掲載されました。

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【岐阜大学キャンパスの暑熱情報 今年も始めました】今朝は涼しい朝ですけれども、気象庁による「向こう3か月の天候の見通し(4月~6月)」では、全国的に高い見込みと予測されています。岐阜大学キャンパスの利用者向けの暑熱情報の提供を、今年もスター...
14/04/2026

【岐阜大学キャンパスの暑熱情報 今年も始めました】
今朝は涼しい朝ですけれども、気象庁による「向こう3か月の天候の見通し(4月~6月)」では、全国的に高い見込みと予測されています。
岐阜大学キャンパスの利用者向けの暑熱情報の提供を、今年もスタートしました。

もしも観測データ(2024年12月中旬観測開始)に興味のある方は、研究センター事務室を通じて担当(原田)までご連絡ください。

 2026年04月15日 の観測情報を表示しています。機器・通信の不調等により更新が行われないことがあります。

【プレスリリース:落葉広葉樹林とスギ・ヒノキ人工林で水温は違うのか? ~位山演習林の長期モニタリングで実証~】東海国立大学機構 岐阜大学応用生物科学部の大西健夫教授、平松研教授、株式会社ユニオンの千家正照名誉教授、東京大学大学院農学生命科学...
15/12/2025

【プレスリリース:落葉広葉樹林とスギ・ヒノキ人工林で水温は違うのか? ~位山演習林の長期モニタリングで実証~】

東海国立大学機構 岐阜大学応用生物科学部の大西健夫教授、平松研教授、株式会社ユニオンの千家正照名誉教授、東京大学大学院農学生命科学研究科の乃田啓吾准教授、自然科学技術研究科修了生(現:農林水産省東海農政局木曽川水系土地改良調査管理事務所)の柳原未伶さんを中心とした研究グループは、岐阜大学応用生物科学部附属岐阜フィールド科学教育研究センター位山演習林において対照流域法※1による長期水文観測を継続実施しており、今回、水域生態系に重要な影響を及ぼす水温形成に対して、植生の相違が決定的であることが実証的に示されました。
 本研究成果は、現地時間2025年11月27日に水文学の国際誌であるJournal of Hydrology誌のオンライン版で発表されました。

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【AIが解き明かす水稲の収量変動の秘密 -半世紀に渡る長期連用試験からの新知見-】岐阜大学応用生物科学部 山口友亮助教、京都大学大学院農学研究科 桂圭佑教授らの研究グループは、フィリピンで1962年から続く世界最長の長期連用栽培試験注1)の...
06/09/2025

【AIが解き明かす水稲の収量変動の秘密 -半世紀に渡る長期連用試験からの新知見-】

岐阜大学応用生物科学部 山口友亮助教、京都大学大学院農学研究科 桂圭佑教授らの研究グループは、フィリピンで1962年から続く世界最長の長期連用栽培試験注1)のデータに人工知能(AI)を適用し、水稲収量を持続させる要因を明らかにしました。1968年から2017年までの50年間、150作に渡る連続栽培データを解析した結果、窒素施肥管理や日射量が収量維持の鍵となる一方、その効果は作期ごとに大きく異なることが示されました。乾季作では生殖成長期・登熟期の夜温、前期雨季作では栄養成長期の気温、後期雨季作では病害リスクや同一品種の連続作付けがそれぞれ収量変動に大きく寄与していました。

さらに、1970-80年代の収量低下は窒素不足だけでなく夜間の気温の上昇も原因となっていたことが新たに判明しました。本成果は、アジア2,200万ヘクタールの灌漑水稲単作地帯における気候変動への適応や食料安全保障に直結する知見です。
 本研究成果は、国際学術誌「Field Crops Research」に2025年8月25日に掲載されました。

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【岐阜大学キャンパスの暑熱情報】連日,日本の最高気温の上位にランクインするアツい岐阜県ですが,岐阜大学柳戸キャンパス内に設置された気象観測装置のデータを用いた暑熱情報を,主に学内者向けに情報提供しています.なお,本日,岐阜大キャンパスで観測...
30/07/2025

【岐阜大学キャンパスの暑熱情報】
連日,日本の最高気温の上位にランクインするアツい岐阜県ですが,岐阜大学柳戸キャンパス内に設置された気象観測装置のデータを用いた暑熱情報を,主に学内者向けに情報提供しています.

なお,本日,岐阜大キャンパスで観測された最高気温は 38.6 ℃(14:10 時点),暑さ指数WBGTの最高値は 34.0(14:10 時点)です.
https://www1.gifu-u.ac.jp/~censs/heatalert/wbgttoday.html

岐阜大学は岐阜地方気象台よりも少し暑いようです.

 本日のこれまでの暑さ指数WBGTの最高値は 34.0(14:10 時点)です。 本日のこれまでの最高気温は 38.6 ℃(14:10 時点)です。

【環境資源研究領域の教授公募 8月20日締切】シェア歓迎岐阜大学環境社会共生体研究センターでは,環境資源研究領域の専任教員(教授)の募集を開始しました.以下のような要件に適合される方がおられましたら,ぜひ本公募への応募をご検討ください.また...
13/07/2025

【環境資源研究領域の教授公募 8月20日締切】シェア歓迎
岐阜大学環境社会共生体研究センターでは,環境資源研究領域の専任教員(教授)の募集を開始しました.
以下のような要件に適合される方がおられましたら,ぜひ本公募への応募をご検討ください.また,本投稿のシェア歓迎です.

募集分野:森林科学,生態学,環境学,環境動態解析,自然共生システム,その他

<研究活動>
・環境社会共生体研究センター環境資源研究領域の専任教員として,岐阜県を中心とする中部地方における森林,当センターのコアファシリティである岐阜大学高山試験地を活用した研究活動を行う。
・流域圏が保持する多面的な機能(森林CO2吸収、森林バイオマス、生物資源、河川水質・水量等)に対する気候変動影響・人間活動影響を監視・検出・記録・診断する「流域圏の環境診断」に資する研究活動が期待される。
・環境および社会情報を発掘(マイニング)、デジタルデータ化して「環境-社会ビッグデータ」の構築と情報分析を行うことが期待される。

<センター運営への参画>
・環境社会共生体研究センターの企画運営に参画する。
・コアファシリティである岐阜大学高山試験地の運営に参画し、高山試験地をフィールドとする国内・国際的な研究コミュニティを牽引する。

<教育活動・担当授業科目等>
・本学における人材育成・教育活動については、候補者の専門性に応じて本センターの関係教員・組織と調整する。
・候補者の専門性に応じて,応用生物科学部の学部教育、自然科学技術研究科修士課程、連合農学研究科博士課程の大学院教育に参画することが想定される。

イノベーション創出を担う研究人材のためのキャリア支援ポータルサイト

【プレスリリース:産卵場に集結したアユの生涯履歴の解読に成功 生まれた時期でその後の運命が変わる!? 長良川研究】https://www.gifu-u.ac.jp/news/research/2025/05/entry30-14388.ht...
30/05/2025

【プレスリリース:産卵場に集結したアユの生涯履歴の解読に成功 生まれた時期でその後の運命が変わる!? 長良川研究】

https://www.gifu-u.ac.jp/news/research/2025/05/entry30-14388.html
 漁業・釣りの対象として、また翌年の野生アユ集団にとって極めて重要なアユ産卵親魚(落ちアユ)。この親魚たちは、秋の産卵期になると下流の産卵場を目指して、広い流域のどこからともなく川を下って集まってきます。古来より知られたこのアユの習性。しかし、彼らが流域のどこで成長し、どこからやってきたのか、これまで誰も知ることはできませんでした。
 このたび、岐阜大学環境社会共生体研究センターの永山滋也しげや特任助教(2025年4月より長野大学共創情報科学部設置準備室 准教授)と原田守啓もりひろセンター長は、富山大学学術研究部理学系の太田民久たみひさ講師、岐阜県水産研究所の藤井亮吏りょうじ氏、東京大学大学院理学系研究科の飯塚毅つよし准教授と共同研究を行い、長良川漁師の協力で得たアユの耳石を分析し、長年のミステリーであったアユ産卵親魚の流域内生息場利用履歴を解明するとともに、その利用パターンが孵化のタイミングに関係していることを突き止めました。
 本研究は、現地時間2025年5月28日にScientific Reports誌に掲載されました。
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また,2月に岐阜大学で開催しましたシンポジウムで,永山さんご自身が今回の論文成果も含む関連する研究成果をまとめて解説していただいているのですが,シンポジウムの動画も先ほど一般公開しました.

↓シンポジウムの途中,永山さんの講演の始まりにリンクしております.よろしければ全編ご覧ください.
https://www.youtube.com/watch?v=OkmThAxb6TU&t=787s

長良川のアユに関する研究活動は,岐阜県水産研究所とそれを通じた関連機関,漁協さんの協力によって成り立っており,大学の研究者と行政機関と地域の協働によって,今後の資源管理や資源価値の向上,河川環境保全に向けた知見が得られました.関係者みなさまに深く感謝申し上げます.

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岐阜大学で昨年末から稼働しています暑熱環境観測システムの写真を雑誌「地球温暖化」の表紙に使っていただきました。明日の岐阜の最高気温は31℃予報です。全国的に季節外れの暑さが予報されています。熱中症にご注意下さい。
19/05/2025

岐阜大学で昨年末から稼働しています暑熱環境観測システムの写真を雑誌「地球温暖化」の表紙に使っていただきました。

明日の岐阜の最高気温は31℃予報です。全国的に季節外れの暑さが予報されています。熱中症にご注意下さい。

【ウェブサイト更新&岐阜大学暑熱情報の提供開始】2025.05.13ウェブサイト更新研究活動のページを大幅更新。岐阜県気候変動適応センター2024年度共同研究成果を掲載しました。2025.05.13ウェブサイト更新岐阜大学柳戸キャンパスの毎...
14/05/2025

【ウェブサイト更新&岐阜大学暑熱情報の提供開始】
2025.05.13
ウェブサイト更新
研究活動のページを大幅更新。岐阜県気候変動適応センター2024年度共同研究成果を掲載しました。

2025.05.13
ウェブサイト更新
岐阜大学柳戸キャンパスの毎日の暑熱情報が見られるようになりました。

国立大学法人 東海国立大学機構 岐阜大学 環境社会共生体研究センターホームページです。  岐阜大学はこれまでに培った環境研究分野の成果を、環境課題と社会課題が複雑化・ 拡大する現代から近未来に対応する学術と....

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