29/09/2026
学会のexcursionで、日本の災害史上最大級の火山災害である「天明の浅間焼け」の遺構を見学しました。
浅間山の天明大噴火では、噴火に伴って溶岩流や火砕流、土石なだれが発生しました。火砕流や土石なだれの直撃を受けた鎌原村には、村民が避難した鎌原観音堂があります。1979年から行われた考古学調査により、この観音堂の埋没した石段から、避難が間に合わず災害に巻き込まれた2体の白骨遺体が発掘されました。そのニュースが当時大きな話題となったことを、今でも覚えています。
実際に現地を訪れることで災害の甚大さを実感するとともに、被災後の鎌原村の復興についても話を伺うことができました。
また、鎌原村だけでなく、八ッ場ダムから鬼押出までの一帯には、「天明の浅間焼け」に関する資料館や遺構が数多く残されています。自然災害が各地で頻発する昨今、防災・減災に取り組む研究者や技術者にとって必見の場所だと感じました。