一橋大学小岩信治研究室

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一橋大学小岩信治研究室 一橋大学大学院言語社会研究科
音楽学、音楽文化研究

本研究室が所属する一橋大学大学院言語社会研究科は1996年設立。商学・経済学・法学・社会学各研究科とは違って、学部のないいわゆる「独立研究科」です。定員は修士課程49、博士課程21。第1部門(人文総合)と第2部門(日本語教育学取得プログラム)から構成され、研究指導を担当する教員は34人(2015年度、協力・連携・特任教員を含む)。取得可能な資格としては学芸員資格、英語専修免許。修士課程に長期履修制度があります。研究科の概要についてはこちらをご覧ください。https://gensha.hit-u.ac.jp

【研究室の活動】小倉貴久子さん(フォルテピアノ)の来月10月6日のこの公演に協力しています。https://www.mdf-ks.com/concerts/mondo18/フリデリク・ショパン(1810-49)のポーランド時代(-1830)...
04/09/2026

【研究室の活動】

小倉貴久子さん(フォルテピアノ)の来月10月6日のこの公演に協力しています。

https://www.mdf-ks.com/concerts/mondo18/

フリデリク・ショパン(1810-49)のポーランド時代(-1830)の楽曲が、彼がワルシャワで使っていたヴィーンのタイプのピアノで演奏されます。それでこの公演の最後に、《ピアノ協奏曲 ホ短調》が演奏されるのですが、使用楽譜はこの春以来ここ

https://hit-u.repo.nii.ac.jp/records/2061537

で公開しているものです(今後さらに改訂します)。

詳細はその楽譜が「添付資料」となっている論文にあるとおりですが、ショパンの時代(以前)、ピアノ協奏曲はオーケストラ付きでも、数人の小編成(主に4声)付きでも演奏可能でした。4「声」というのはヴァイオリン1、ヴァイオリン2、ヴィオラ、チェロですが、それは4「人」とは限りません。ヴァイオリンはそれぞれ複数だった可能性があり、そもそも最低声部にはチェロだけでなくコントラバスの声部が印刷されていたりして、人数に関してはかなりファジーに、「カルテット」の語が使われていました。ショパンの作品11は4声ではなく5声(クインテット)付きの可能性を明示している珍しい例です。そこになにかはっきりとした意図があったのか、そもそもそれが最終的にショパンの意志に基づく表示なのかは不明ですが、この曲の場合、チェロとコントラバスを別々のパート譜として印刷する理由は現実的に明確でした。チェロのパートに音が多いのです。ただでさえチェロに多くの重要な役割が振られているうえに、このフォーメーションには参加しない管楽器、たとえばファゴットの旋律も引き受けるため、(「カルテット」編成の場合のように)コントラバスとひとまとめのパート譜を作るのは困難というか、非合理的です。そこからわかるのは、ショパンの作品11が、少なくとも当時のピアノ協奏曲のなかでは、オーケストラの中低声部が厚い音楽だったということです。当日は若松夏美さん(ヴァイオリン)のリーダーシップのもと、チェロ(島根朋史さん)を中心にヴィオラやコントラバスが、いろいろないい仕事をします。ピリオド楽器の名手たち、小倉さんたち6人の演奏ご期待ください。

シリーズコンサート

01/09/2026

【一橋大学の動き】
本日付で加藤俊彦学長が就任しました。前学長となった中野聡先生についての一橋新聞のインタビューです。

https://hit-press.org/news/4855

【研究室の活動】本邦の音楽文化に貢献した個人・団体を表彰する「四十雀賞」、今年度の受賞者は 沢 知恵 さんです。授賞式・受賞記念講演会の日程は後日ご案内いたします。=====2026年度四十雀賞事由書 沢知恵氏 「私は通いつづけます。あなた...
05/08/2026

【研究室の活動】
本邦の音楽文化に貢献した個人・団体を表彰する「四十雀賞」、今年度の受賞者は 沢 知恵 さんです。授賞式・受賞記念講演会の日程は後日ご案内いたします。
=====
2026年度四十雀賞事由書 沢知恵氏

「私は通いつづけます。あなたがたの島へ。あなたがたがいなくなっても、いつまでも。」(2025)
 歌手・沢知恵氏は、ハンセン病療養所の歴史と真摯に向き合い続けている。2001年よりコロナ禍の時を除いて毎年、大島青松園(香川県)でのボランティア・コンサートを開き、またほかの療養所をたびたび訪れ演奏するなど、ハンセン病療養所の入所者と長年交流を続けてきた。
 こうした活動の学術成果である著書『うたに刻まれたハンセン病隔離の歴史:園歌はうたう』(岩波書店、2022)は、沢氏が岡山大学大学院教育学研究科在籍時に執筆した修士論文に基づく。沢氏は全国13カ所の国立ハンセン病療養所を精緻に調査し、療養所の機関誌や記念誌の分析、さらに入所者へのインタビューを通じ、療養所で歌い継がれてきた「園歌」の実態を明らかにした。
 沢氏は、音楽が人々の心と思考を支配する恐ろしさを指摘する一方で、隔離環境で過ごすハンセン病回復者が、仲間とともに園歌を肯定的に歌うことで互いを慰め合い、懸命に生きようとしたのではないかと問いかける。長年にわたる沢氏の活動は、「隔離の歴史」の検証を通じて音楽の持つ多面性を浮き彫りにした。2024年には、韓国のソロクト(小鹿島)のハンセン病療養所を訪れるなど、近年その研究の射程はさらに広がっている。
 ハンセン病療養所の園歌研究を全国的・横断的な調査に基づいてまとめた先駆的な学術成果、および音楽を通じて今なお「終わっていない」ハンセン病の歴史に寄り添い、人々の尊厳を訴え続けてきた活動への貢献から、2026年度四十雀賞を授与したい。

2026年6月
一橋大学小岩信治研究室
「第14回四十雀賞」受賞者選考委員会

【本学学生のみなさんへのお知らせ:東京国立博物館キャンパスメンバーズ】一橋大学の学生・大学院生のみなさんは「会員校の学生」です。→当館では、博物館を通じて学生の皆様の文化財、日本文化に対する理解の促進を図るために「東京国立博物館キャンパスメ...
01/07/2026

【本学学生のみなさんへのお知らせ:東京国立博物館キャンパスメンバーズ】

一橋大学の学生・大学院生のみなさんは「会員校の学生」です。
→
当館では、博物館を通じて学生の皆様の文化財、日本文化に対する理解の促進を図るために「東京国立博物館キャンパスメンバーズ」制度を設けています。キャンパスメンバーズ会員校に在籍する学生および教職員の皆様は、東博コレクション展を無料で何度でも観覧いただけます。また、学生の皆様は、一部の特別展を割引料金でご覧いただけます。そのほか、会員校対象の博物館セミナーや博物館学講座への参加、割引料金での当館施設利用が可能です。ぜひご活用ください。
(注)特別展の割引は、会員校の学生に適用されます(会員校の教職員は対象となりません)

東京国立博物館-トーハク-の公式サイトです。展示・催し物の情報や来館案内、名品ギャラリーなどをご覧いただけます。

30/05/2026

【研究室の活動】
ショパンの《ピアノ協奏曲 ホ短調》作品11(「第1番」)の「五重奏伴奏版」については、すでにいくつか論考を発表してきたところですが、2024年のイギリス/ケンブリッジ滞在の際にジョン・リンク教授のご意見をいただいて、その後まとめた続報的な論文を公開しました。「付録」として1833年のパリ初版およびライプツィヒ初版(いずれも - 基本的に - 管楽器の主要フレーズが弦楽パート譜に転記されている)を参照して制作した弦楽5部のパート譜を公開しています。このパート譜は、本年10月6日(火)夜に豊洲シビックセンターホールで開催される Kikuko Ogura 小倉貴久子 さんの公演「ポーランドのショパン〜ピアノ協奏曲 第1番 室内楽版〜」で使われます。この公演に向けてこのパート譜を改訂します。お気づきの点についてお知らせいただければヴァージョン・アップにあたって検討いたします。

https://www.mdf-ks.com/concerts/mondo18/

【研究室の活動】ヤマハ社「120年以上前の博覧会に出品、黒漆塗・蒔絵が施された東京都港区指定文化財「日本楽器製造株式会社製初期グランドピアノ」の修理事業が完了~ 2026年5月1日、港区立郷土歴史館で展示再開 ~」https://www.y...
01/05/2026

【研究室の活動】

ヤマハ社「120年以上前の博覧会に出品、黒漆塗・蒔絵が施された東京都港区指定文化財「日本楽器製造株式会社製初期グランドピアノ」の修理事業が完了~ 2026年5月1日、港区立郷土歴史館で展示再開 ~」
https://www.yamaha.com/ja/news_release/2026/26043001/

ヤマハ社、東京藝術大学大学院(文化財保存学 保存修復工芸研究室)、そして港区教育委員会/郷土歴史館のみなさまのご尽力に心から敬意を表します。当研究室は、科研「20世紀序盤の東アジアにおけるピアノ産業と文化」(24K00018)の一環として、この修理事業に参画してきました。上記サイトのなかで特筆すべきは次の1文です。「ピアノには過去にも修理が施された形跡がみられたものの、部品の交換が必要となる発音・演奏可能な状態に向けた修理は行わないこととしました。」

昨今国内各地で、「古い」ピアノが発見され、演奏できる状態へと修復される事例が相次いでいます。その魅力に抗しがたいことは充分に理解できますが、多くの消耗部品から構成されるピアノの場合、「修復」の過程でピアノ技術者は多くの選択を迫られ、結果として「別の楽器」、つまりそれまでとは異なる響きを生み出す可能性があります。今回、ヤマハ社と港区が現在の状態を未来に伝えるために最善を尽くされたことの意義は、そのような趨勢に鑑みて、たいへん大きいと言えます。今回の港区のモデルが広く知られ、産業遺産としての楽器の価値が適切に認められることを期待いたします。

ニュースリリース - ヤマハ株式会社

27/04/2026

【所属研究科での催事】
5月30日、31日、一橋大学言語社会研究科との共催で、日本科学史学会第73回年会が開催されます。

2026年度総会・第73回年会開催のお知らせ (2025年1月発送『科学史通信』464号掲載分) 日本科学史学会2026年度総会・第73回年会開催のお知らせ(第2回) 期日:2026年5月30日(土)、31日(日)(オンデマンド講演のみ5月30日(...

住所

中 2-1
Kunitachi, Tokyo
186-0004

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