28/04/2026
最先進地、海士町で学ぶ「教育のまちづくり」(隠岐島前スタディツアーレポート第1回目)
(森林文化アカデミーブログ260330からの抜粋)
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<2025.6.14〜6.17> クリエーター科・森林環境教育専攻2年の授業「教育のまちづくり」の授業で、島根県隠岐諸島の島前地域を訪れました。
今回訪れたのは、地方創生の”一丁目一番地”として全国に知られる海士町。地域産業づくり、そして教育を軸にしたまちづくりの最前線では、何が起きているのか?その熱量に触れる4日間が幕を開けました。
スタディツアーには、岐阜県で教育事業をてがける(一社)ココラボ代表の伊藤大貴(いとう・まさき)氏が外部講師として同行。
さらに今回は、「コミュニティ・コミュニケーション」の授業と合同開催。同じく外部講師をお願いしている岐阜大学の板倉憲政(いたくら・のりまさ)准教授も同行してくださいました。
豪華講師陣に加え、ココラボの理事の河田さん、板倉先生のゼミ生である岐阜大の森本さん、さらにはアカデミーエンジニア科卒業生で現在は美濃市地域おこし協力隊の久野さんなど、多彩なメンバーでのスタディツアーとなりました。多様な人々といっしょに訪れることで多角的な視点が生まれ、学びが深まります。
岐阜から海士町まで、ほぼ丸1日。4日間のスタディツアーのうち2日間はほぼ移動となりますが、その時間は参加者同士で見聞きしたことを共有し、深め合う、大切な「学び合いの時間」になりました。
私たちは何を体験し、何を学んだのか・・・内容がとても濃く、全てを伝えるのは不可能ですが、海士町で見た「未来をつくるヒント」・・・そのほんの一部を3回に分けてお届けします。
<海士町・1日目(6/15)>
島前(どうぜん)は、海士町がある中ノ島、西ノ島、知夫里島の3つの島からなります。岐阜を出発して2日目の朝、島と島を結ぶ船に乗り込み、宿泊した西ノ島から海士町へと向かいます。
船は、島の人たちにとっては日常の交通手段です。しかし私たちにとっては”船で島に通う”というのは、特別な感覚でした。
島々に囲まれた穏やかな内海を渡りながら、少しずつ近づいてくる海士町の港。地方創生の先進地として全国的に知られるこの町に、いよいよ足を踏み入れます。
人とまちが交わる学びの拠点
最初に訪れたのは、「隠岐國学習センター」。ここを運営する(一財)島前ふるさと魅力化財団、その教育魅力化事業部リーダーである原 周右(はら・しゅうすけ)さんに案内していただきました。
ここは県立の隠岐島前高校の生徒を中心に、地域の子どもたちが集う場所です。「公営塾」という機能で知られますが、実際はさまざまな用途で使われる社会教育施設です。
建物の入り口につながる「通り土間」は”外”の扱いで、24時間開放!施設が機能を通して地域に溶け込む動線がデザインされていました。小学生もよくたむろするそう。
民家をリノベーションした建物は、木の温もりを感じる落ち着いた空間です。初代センター長の「未来を創る若者が学ぶ空間は、歴史を感じられる空間であるべき」というコンセプトに基づき、長年大切に使われてきた木造住宅の落ち着く雰囲気を残しています。
その一方、奥に進むと、情報が張り出されたボードや、遠隔授業ができるシステムなど、利用者を刺激するものがたくさんあります。
なんと、夜は22時まで利用できるとのこと。軽食がつくれるキッチンスペースもあり、自律的に学ぶこどもや若者の「居場所」となっていました。夜遅くまで勉強する高校生のために、内航船が増発されたというお話も聞きました。まさに島ぐるみ、地域ぐるみで「教育魅力化」を推進しています。
教育コーディネーターは謝るのが仕事?
魅力が詰まった「隠岐國学習センター」で、原さんから島前地域の取り組みについてお話を伺います。
原さんは大阪府出身。滋賀で地域おこし協力隊として活動しているときに、初めて島に訪れました。その後も島にゆるゆると関わる中で、現在のプロジェクトリーダーに口説かれ、2022年に移住されたそうです。
この経緯を、原さんは「僕は”セルフ島流し”になった」と表現します。
海士町のある中ノ島は、後鳥羽上皇や後醍醐天皇が「島流し」になった地として知られます。
現代の海士町は、欲しい人材を島に呼んでは口説いて移り住まわせる”人さらいの島”だと、原さんは紹介しました。
続いて、財団の様々な取り組みを伺います。その中には・・・
・増えた高校生の住居(寮)を増やすために、町が交流施設として建設し、高校に貸し出す運営スタイル。
・NTTと共同開発した遠隔授業システムの実証
・小・中・高の教職員が連携する会議の設置や。高校生が小中学校へ出向くなど「島まるごと学校」の取り組み
などなど、びっくりキーワードが連発していました。
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<続きは森林文化アカデミーHPの「活動報告」でご覧ください>