バイオロギング研究室@長崎大 Laboratory of Biologging, Nagasaki University

バイオロギング研究室@長崎大 Laboratory of Biologging, Nagasaki University 長崎大学河辺研究室(バイオロギング研究室) のfacebookページです。
研究室HPはhttps://sites.google.com/view/biologging-kawabehp-ver2/home

動物を追いかけて観察し続けるのは、意外と難しい。河邊研究室では、動物の体に小型のセンサを取り付けて自然環境下での行動を観察する「バイオロギング」という方法で行動・生態研究を進めています。キーワードは、回遊、産卵、摂餌です。深度・温度センサを魚に装着すると、遊泳水深・水温情報を手に入れられます。また、加速度センサを使って、秒単位の精密な「体の動き」を測定すれば、産卵や摂餌行動を記録できます。さらに、バショウカジキにビデオカメラを取り付けて、彼らの目線で、餌環境や社会行動の観測にも挑んでいます。調査フィールドは東シナ海から太平洋、台湾近海から北海道まで。亜熱帯から温帯に生息するシイラ・クロマグロ・バショウカジキ・ヒラメ・オオミズナギドリ(海鳥類)、亜寒帯に生息するマツカワという巨大カレイ、さらには南半球を大回遊するミナミマグロなど、世界の海が調査の舞台です。台湾や北海道・東北へ調査旅行にでかけます。

河邊が11月末に東京で洋上風力の漁業影響に関するワークショップで登壇します。近隣の方、興味のある方はご参加ください。定員制になっていますのでお早めに。講演後に私とブリ属の回遊について話をしたい方も歓迎しますwwよろしくお願いします。
28/10/2025

河邊が11月末に東京で洋上風力の漁業影響に関するワークショップで登壇します。近隣の方、興味のある方はご参加ください。定員制になっていますのでお早めに。講演後に私とブリ属の回遊について話をしたい方も歓迎しますwwよろしくお願いします。

「2025 年度洋上風力発電に係る影響評価(環境・社会・漁業などを含む) ワークショップ」を開催します 洋上風力研究教育センター主催で「2025 年度洋上風力発電に係る影響評価(環境・社会・漁業などを含む)ワークショ...

かなり久々に研究室のHPを更新しました。もう少し更新頻度を上げないとならないと反省しています。https://sites.google.com/site/biologgingkawabehp/ヒラマサやブリ、面白い結果も得られているのですが...
22/08/2025

かなり久々に研究室のHPを更新しました。もう少し更新頻度を上げないとならないと反省しています。
https://sites.google.com/site/biologgingkawabehp/

ヒラマサやブリ、面白い結果も得られているのですが、更新が滞っていて申し訳ないです。

バイオロギングNews!!

うちの研究室で博士になったF川さんと地道に取得したシイラの加速度記録が、10年以上の時を経て、メキシコやアメリカの研究チームに再解析されて生き返って論文になりました。当時、F川さんが書いた論文の続きの内容なので嬉しい。シイラは餌の乏しい熱帯...
18/04/2025

うちの研究室で博士になったF川さんと地道に取得したシイラの加速度記録が、10年以上の時を経て、メキシコやアメリカの研究チームに再解析されて生き返って論文になりました。
当時、F川さんが書いた論文の続きの内容なので嬉しい。

シイラは餌の乏しい熱帯の外洋に生息して餌を効率的に得る必要があり、高いリターン(餌の捕獲)のために高いエネルギーコスト(代謝など)を投資していることから、最大化のエネルギー投機家と考えられる。 そのため、高い成長率に必要な資源を得るためには、Energy seascapeを注意深く利用しなければならない。どのように餌を探索し、効率的に得ようとしているかを探った内容です。

Pelagic fishes must obtain resources in prey-sparse habitats and may be considered energy speculators with maximization, gambling high energy costs (e.g. metabolism) for a high rate of return (prey capture). As such, they may have to carefully use their ...

惜しくも4位でした!
18/11/2024

惜しくも4位でした!

J-STAGEに掲載されている日本水産学会誌の報文および企画記事(報文以外の記事)について,2023年1月1日から2023年12月31日までの期間にアクセス数の多かったものTOP10を発表いたします。

台湾と長崎大のつながりに少し貢献できていたなら幸いです。これまで台湾の皆さんには大変お世話になってきたので、これからは科学的な貢献以外のところでも少しでも何かを恩返しできれば。長崎大の水産・海洋分野では、国立台湾海洋大学と国立高雄科技大学と...
30/10/2024

台湾と長崎大のつながりに少し貢献できていたなら幸いです。これまで台湾の皆さんには大変お世話になってきたので、これからは科学的な貢献以外のところでも少しでも何かを恩返しできれば。長崎大の水産・海洋分野では、国立台湾海洋大学と国立高雄科技大学とDual Degreeプログラムを進めています。長崎大と台湾の大学の2つの学位を通常のプログラムで取得でき、1年間台湾の大学(台湾の留学生の場合は長崎大へ)留学できます。興味のある方はご連絡ください!

長崎大学、新着情報

一昨年にFisheries Oceanographyに公表したカンパチの回遊に関する論文が !当時在籍したドクタの学生さんが公表した最初の論文でした。台湾で調査を開始してから公表まで6年ほどかかりましたが、成果が形になってうれしいです。一連...
24/04/2024

一昨年にFisheries Oceanographyに公表したカンパチの回遊に関する論文が !当時在籍したドクタの学生さんが公表した最初の論文でした。台湾で調査を開始してから公表まで6年ほどかかりましたが、成果が形になってうれしいです。一連のカンパチの回遊生態研究の先駆けになった論文で、学生さんも苦労して学位取得したが、すぐに就職も決まり今は北海道でサケを追いかけています。以下の論文、どなたでも読むことができますので、図だけでも眺めていただけると幸いです。調査にご協力いただいた皆さんにお礼申し上げます。

Good news! My article received enough citations to be a in its journal.

Fisheries Oceanography is an international aquaculture journal for research relating the production and dynamics of fish populations to the marine environment.

ブリも記録計を付けて放流しました。今度はなんと台湾からです。台湾の共同研究者から「1-2月のごく限られたタイミングで大型のブリが台湾北東部の定置網に入る」との情報を得て、ダメもとで記録計を抱えて台湾に飛びました。2月17日と20日に、台湾宜...
28/02/2024

ブリも記録計を付けて放流しました。今度はなんと台湾からです。台湾の共同研究者から「1-2月のごく限られたタイミングで大型のブリが台湾北東部の定置網に入る」との情報を得て、ダメもとで記録計を抱えて台湾に飛びました。
2月17日と20日に、台湾宜蘭県の石城にある定置網で捕獲された全長100-103㎝の丸々と太った寒ブリに記録計を装着して放流しました。6月下旬になると記録計は自動で魚から切り離されて海面に浮上します。どこかで再捕した、漁獲したなどの場合には是非ご連絡ください。
この調査を始めることになったきっかけは、2年ほど続けて12-15㎏の寒ブリに記録計を取り付けて五島列島から放流して、産卵期に東シナ海のどこまで南下するかを調べようとしたのですが、なぜか男女群島の南方くらいまでしか南下せず、沖縄はおろか奄美にも到達せず。それならばと台湾から放流して、これらの魚が日本列島のどこに回帰するか調べてみることにしました。また、最近の研究報告でブリとカンパチの自然交雑個体が見つかっています。ブリとカンパチの産卵する時空間がどこで重複しているかを調べることもこの研究の目的の一つとなります。
台湾の定置網の皆さん、いつもお世話になっている台湾水産試験所の皆さん、大変お世話になりました。

07/02/2024

大変久しぶりのポストです。本日、長崎県平戸市生月からヒラマサ5個体(10-21kg)に行動記録計を取り付けて放流しました。産卵期を経て、7月下旬から8月上旬に魚から切り離されて海面に浮上し、人工衛星と通信します。それまでに釣り上げたり、捕獲された場合は是非ご一報下さい。
これまでの調査で、このあたりのヒラマサは産卵期になると韓国•済州島の北西の海域まで移動することをつかんでいます。このデータを蓄積することを目的としています。ご協力頂けると幸いです。
生月の舘浦漁業協同組合様には調査に全面的にご協力頂きました。厚く御礼申し上げます。

九州南岸と台湾東部におけるカンパチ成魚の遊泳行動を比較した論文が出ました。いつものバイオロギング手法を用いて薩南海域におけるカンパチ成魚の遊泳行動を取得し、台湾東部海域の我々がすでに公表しているデータと比べてみました。薩南海域の個体は台湾東...
03/03/2023

九州南岸と台湾東部におけるカンパチ成魚の遊泳行動を比較した論文が出ました。

いつものバイオロギング手法を用いて薩南海域におけるカンパチ成魚の遊泳行動を取得し、台湾東部海域の我々がすでに公表しているデータと比べてみました。薩南海域の個体は台湾東部の個体よりも移動範囲が狭く、放流した海域の近傍(東は種子島、西はトカラ列島北部)に留まり続けていました。海域間で滞在深度は異なっていたが経験水温は同程度でした。
この論文のハイライトは、実は行動計測のパートではなく、遺伝子解析にあります。標識放流を行う前に鰭の一部をわずかに切除してサンプルとし、核DNAのITS領域とmtDNAのcytochrome b領域の塩基配列情報を用いて標識個体の種判別を試みたところ、形態的にはカンパチであるにも関わらず、近縁のヒレナガカンパチと同様のcytochrome b領域のPCR-RFLPパターンを示す個体が見られた。この結果は、カンパチとヒレナガカンパチの交雑が自然界で起こっている可能性が高いことを意味しています。

現在、沖縄本島周辺から標識放流調査を実施しています。台湾の群れは台湾周辺を回遊し、薩南海域でもその周辺に留まるデータが得られています。東シナ海中部の沖縄周辺の群れも、大きな移動をせずにこの海域に留まり産卵場は沖縄周辺にあるのか、それとも台湾もしくは薩南の群れと合流するのかを調べるのが目的です。沖縄の国頭の海人に協力して頂いています。

薩南海域におけるカンパチ成魚の遊泳行動を取得し,台湾東部海域の既往知見と比較した。薩南海域の個体は台湾東部の個体よりも移動範囲が狭く,放流した海域の近傍に留まり続けていた。海域間で滞在深度は異なってい...

21/10/2022

ABSTRACT: We investigated the relationships between vertical movements and both oceanographic features and physiological factors in greater amberjack Seriola dumerili, which is a reef-associated predator in the East China Sea. S. dumerili in the coastal waters of eastern Taiwan were equipped with ar...

台湾で続けてきたカンパチの回遊に関する論文が出ました。今回の論文では、瀬付きと考えられてきたカンパチがずっと海底構造に依存した生息場所を選択するわけでなく、沖合の水深が1000m以上ある海域を中層を泳ぐこともあることを確認した内容です。どな...
21/10/2022

台湾で続けてきたカンパチの回遊に関する論文が出ました。今回の論文では、瀬付きと考えられてきたカンパチがずっと海底構造に依存した生息場所を選択するわけでなく、沖合の水深が1000m以上ある海域を中層を泳ぐこともあることを確認した内容です。どなたでも論文にアクセスできますので、図だけでもつらつらと眺めていただけると幸いです。よろしくお願いいたします。

ABSTRACT: We investigated the relationships between vertical movements and both oceanographic features and physiological factors in greater amberjack Seriola dumerili, which is a reef-associated predator in the East China Sea. S. dumerili in the coastal waters of eastern Taiwan were equipped with ar...

かなり久しぶりの投稿ですいません。カンパチ、ブリ、ヒラマサと調査は続けています。カンパチの新しい論文が2本出そうです。論文公表後に内容については紹介しますね。今日は番組のお知らせです。北海道限定ですが、今晩、放送です。今度はクロマグロです。...
14/10/2022

かなり久しぶりの投稿ですいません。カンパチ、ブリ、ヒラマサと調査は続けています。カンパチの新しい論文が2本出そうです。論文公表後に内容については紹介しますね。

今日は番組のお知らせです。北海道限定ですが、今晩、放送です。今度はクロマグロです。良かったらご視聴ください。よろしくお願いいたします。

一時は絶滅危惧種に指定されるほど獲れなくなった太平洋クロマグロ。近年、道南の海でそのマグロが群れをなして泳ぐ姿が相次いで目撃されている。厳しい資源管理の効果が現れているとみられ、地元の漁師たちは「マグ...

住所

多以良町1551/7
Nagasaki, Nagasaki
851-2213

営業時間

月曜日 09:00 - 17:00
火曜日 09:00 - 17:00
水曜日 09:00 - 17:00
木曜日 09:00 - 17:00
金曜日 09:00 - 17:00

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