新潟大学健康増進医学講座

新潟大学健康増進医学講座 新潟県寄附講座
(正式名称:新潟大学大学院医歯学総合研究科健康増進医学講座) 総合地域医療医の養成その他の地域医療に関する研究を行うとともに、その研究成果の普及啓発を行い、地域医療の向上と県民の健康増進に寄与することを目的とする。

<研究結果のご報告>2025年度の研究報告から、「口腔の健康と高齢期の体重減少の関連」についてご紹介します(Takehara et al. Journal of Oral Rehabilitation. 2025;52:169-180.)。...
30/03/2026

<研究結果のご報告>
2025年度の研究報告から、「口腔の健康と高齢期の体重減少の関連」についてご紹介します(Takehara et al. Journal of Oral Rehabilitation. 2025;52:169-180.)。
ダイエットをしていないのに、体重が減ったという経験はないでしょうか。高齢期の体重減少は、健康上の大きな問題として近年注目されています。多くの研究から、体重の減少は高齢者の体力低下や病気のなりやすさなど、健康状態の悪化と深く関係していることが示されています。
そこで私たちは、高齢期における体重減少に関連する因子の一つとして「口腔の健康状態」に注目し、歯の本数、喫煙習慣などと過去1年間の体重減少の関連を調べました。調査対象は、2012 年から2014 年に実施された「うおぬま地方の健康調査」の初回調査に参加された65歳以上の方のうち、前年度にBMI[kg/m2]が18.5以上25未満であった2,381名です。解析の結果、体重減少に関連する因子は男性と女性で異なることが分かりました。女性では、自分の歯の本数が少ないほど、また現在喫煙している人ほど、体重減少していました。一方、男性では、現在喫煙している人や過去に喫煙した人で体重減少していましたが、歯の本数とは関連がみられませんでした。今回は初回調査のみの結果のため因果関係はわかりませんが、高齢期の体重減少には、お口の健康状態や喫煙習慣が関連する可能性が示されました。

Background and Objectives Weight loss is a critical health issue among the older population. This study aimed to explore the association between weight loss and oral health in older adults. Method...

<研究結果のご報告>2025年度の研究報告から、「食事中のn-6・n-3系多価不飽和脂肪酸摂取量と歯の喪失との関連」についてご紹介します(Yoshihara et al. Gerodontology. 2025;42(4):521-528....
30/03/2026

<研究結果のご報告>
2025年度の研究報告から、「食事中のn-6・n-3系多価不飽和脂肪酸摂取量と歯の喪失との関連」についてご紹介します(Yoshihara et al. Gerodontology. 2025;42(4):521-528.)。
近年の食生活の変化とともに、脂質の摂取バランスが変わってきています。脂肪酸は脂質の主な構成要素で、特にn-3系多価不飽和脂肪酸(以下、n-3系脂肪酸)とn-6系多価不飽和脂肪酸(以下、n-6系脂肪酸)の摂り方が健康に影響すると言われています。n-6系脂肪酸はごま油やくるみ、n-3系脂肪酸はアマニ油や青魚(サバ、イワシ、まぐろ)などに多く含まれています。
n-3系とn-6系脂肪酸の適切な比率を保つことは炎症抑制や免疫機能維持に重要であるとされていますが、特にn-3系脂肪酸の摂取量を増やしたバランスの取れた食事が推奨されています。
歯の喪失は食事の多様性と関連する可能性がありますが、n-3系・n-6系脂肪酸との関連性は不明でした。
そこで、「湯の街ゆざわの健康調査」のアンケートを用いて、食事中のn-3系・n-6系脂肪酸の摂取量と5年間で失った歯の本数との関連を調べました。解析対象は、初回調査と5年後調査の両方に参加した1457名(40歳以上)でした。その結果、n-3系脂肪酸を多く摂る人ほど歯を失うリスクが低く、n-6系脂肪酸摂取量が多い人はリスクが高いことがわかりました。また、n-6系:n-3系の比率が低いほど歯を失うリスクが低い可能性が示されました。さらに、若年であること、デンタルフロス・歯間ブラシの使用、十分な咀嚼機能なども歯の保存と関連していました。本研究は観察研究であり因果関係を直接示すものではないため、今後はより詳しい検証が必要です。

Objective This study investigated the associations between baseline n-6 and n-3 polyunsaturated fatty acid levels and the number of teeth lost subsequently over 5 years. Background The relationshi...

<研究結果のご報告>  日頃より、当講座の研究活動にご理解・ご協力をいただきありがとうございます。今回は、魚沼コホート研究の地域の身体活動、農作業や除雪作業と低握力が関連することがわかりましたので、ご報告いたします。本研究は魚沼基幹病院リハ...
23/03/2026

<研究結果のご報告>
 
 日頃より、当講座の研究活動にご理解・ご協力をいただきありがとうございます。今回は、魚沼コホート研究の地域の身体活動、農作業や除雪作業と低握力が関連することがわかりましたので、ご報告いたします。本研究は魚沼基幹病院リハビリテーション技術科の佐藤陽一先生がまとめてくださいました(Sato Y, et al. J Aging Phys Act. 2025 Oct 7:1-8.)
 握力は全身の筋力を反映するといわれており、低握力は心血管病や身体機能障害などにつながりやすくなります。今回、「うおぬま地方の健康調査」にご参加いただいている方で2021年と2022年に握力測定にご協力いただいた情報を用いて、地域の身体活動、とくに農作業と除雪作業と低握力の関連を調べました(40歳以上、4,774人)。その結果、それぞれ農作業と除雪作業をしている人はしていない人に比べて、約8年後に低握力になりにくいことがわかりました。さらには、農作業と除雪作業を両方している人は、両方していない人に比べて低握力になる可能性が低いことがわかりました。低握力はサルコペニア(筋肉の衰え)かどうか評価する基準のひとつです。地域の身体活動は、低握力予防やサルコペニア予防につながるかもしれません。引き続き、よろしくお願いいたします。

#新潟大学
#農作業
#除雪
#サルコペニア
#フレイル
#握力
#魚沼基幹病院
論文リンク doi: 10.1123/japa.2024-0418.

湯沢町ふれあい福祉健康フェスティバル  26日(日曜)に湯沢町ふれあい福祉健康フェスティバルに参加してまいりました。今回も住民のみなさんの健康づくりにお役立ていただくために、体組成測定を行ってきました。76名に参加していただき、測定後は医師...
27/10/2025

湯沢町ふれあい福祉健康フェスティバル
 
 26日(日曜)に湯沢町ふれあい福祉健康フェスティバルに参加してまいりました。今回も住民のみなさんの健康づくりにお役立ていただくために、体組成測定を行ってきました。76名に参加していただき、測定後は医師からの説明やアドバイスもあり、みなさん大変喜ばれておりました。
 今後とも住民のみなさまの健康づくりに役立てるよう様々な取り組みを行ってまいります。
#湯沢町
#健康

記事掲載のお知らせ  南魚沼市と魚沼市の市報に記事を掲載いたしました。今回のテーマは転倒と骨折です。よろしければご覧ください。 なお掲載写真は南魚沼市の広報です。
24/09/2025

記事掲載のお知らせ
 
 南魚沼市と魚沼市の市報に記事を掲載いたしました。今回のテーマは転倒と骨折です。よろしければご覧ください。
 なお掲載写真は南魚沼市の広報です。

湯沢町公民館講座「知っ得!健康講座」  健康増進医学講座では湯沢町公民館主催の「知っ得!健康講座」に講師として参加しております。5月26日のテーマは生活習慣病、6月23日のテーマは骨密度と筋肉量でした。体組成測定や骨密度の測定と医師・栄養士...
17/07/2025

湯沢町公民館講座「知っ得!健康講座」
 
 健康増進医学講座では湯沢町公民館主催の「知っ得!健康講座」に講師として参加しております。5月26日のテーマは生活習慣病、6月23日のテーマは骨密度と筋肉量でした。体組成測定や骨密度の測定と医師・栄養士による講話を90分程度で行いました。今後の予定は7月28日に睡眠とストレス、9月29日に認知症をテーマに参加予定です。
 今後とも地域の皆様の健康づくりに協力して参ります。
#湯沢町
#健康

08/07/2025

<研究結果のご報告>
 
 日頃より、当講座の研究活動にご理解・ご協力をいただきありがとうございます。今回は、「食事たんぱく質摂取量とクレアチニンとシスタチンCによるeGFR乖離の関連」をご紹介します(Kabasawa K, et al. J Ren Nutr. 2025;35(3):378-386.)。腎臓の機能は一般的には、血清クレアチニンで計算するeGFRcrが用いられます(一般健康診断のeGFR)。その一方で、クレアチニンは筋肉量の影響を受けることが知られており、一般診療では筋肉量がとても多い、あるいはとても少ない人の場合には、クレアチニンではなくシスタチンCという血液検査でeGFRを計算することがあります(eGFRcys)。近年、筋肉量以外でもeGFRcrとGFRcysが乖離することがあり、それらの値が乖離する場合に健康予後と関係することがいわれています。今回、クレアチニンの源のクレアチンは主にたんぱく質から摂取されることから、たんぱく質摂取量とeGFR乖離の関連について分析しました。その結果、男性でたんぱく質、とくに動物性たんぱく質摂取量が多いとeGFRが乖離する(eGFRcys>eGFRcr)という関連がわかりました。eGFRが乖離する場合、特に男性では動物性たんぱく質摂取量が関係しているかもしれません。本研究ではたんぱく質摂取量と腎機能(eGFR)数値の関係性を分析しており、それが健康予後とどうかかわるかまではわかりません。引き続き、よろしくお願いいたします。

#新潟大学
#慢性腎臓病
#たんぱく質
#魚沼基幹病院

07/07/2025

<研究結果掲載のお知らせ>

うおぬま地方の健康調査は、新潟県村上市で行われている村上コホート研究とも連携して研究を行っています。この度、2021年と2022年にご協力をいただきました体組成と握力測定の結果を、村上コホート研究の情報と合わせて分析した「身体活動量とサルコペニアの関連」という研究論文が発表されました(Wakana S, et al. Environ Health Prev Med. 2025;30:44)。村上コホート研究のHPに研究結果の概要が掲載されております。よろしければご覧ください。

<研究結果掲載のお知らせ>  日本スポーツ栄養協会のHPに、魚沼・湯沢コホート研究結果「Ca摂取量と転倒の関連」についての記事が掲載されました。 よろしければご覧ください。https://sndj-web.jp/news/003289.ph...
08/04/2025

<研究結果掲載のお知らせ>
 
 日本スポーツ栄養協会のHPに、魚沼・湯沢コホート研究結果「Ca摂取量と転倒の関連」についての記事が掲載されました。
 よろしければご覧ください。

https://sndj-web.jp/news/003289.php

#カルシウム
#転倒
#健康
#栄養

国内の40歳以上の地域住民を対象とする研究から、カルシウム摂取量が少ない場合に転倒リスクが高いことが報告された。横断的解析と縦断的解析のいずれでも、有意な関連が認められるという。新潟大学大学院医歯学総合....

<冬の足音>  魚沼地方の山々が白くなり本格的に寒くなり始めました。魚沼市の住民検診会場での検体(尿)採取も一段落し、今後はアンケートの確認作業に全力投入です。年末に向けて健康第一で頑張ります。#初雪
07/11/2024

<冬の足音>
 
 魚沼地方の山々が白くなり本格的に寒くなり始めました。魚沼市の住民検診会場での検体(尿)採取も一段落し、今後はアンケートの確認作業に全力投入です。年末に向けて健康第一で頑張ります。
#初雪

<記事掲載のお知らせ>  南魚沼市報「市報みなみ魚沼」(9月1日号)に当講座から「未来の健康のために」という記事を掲載させていただきました。お酒を毎日飲む人の割合をベースライン調査と5年後調査で比較した結果と、飲酒と健康についてといった内容...
03/09/2024

<記事掲載のお知らせ>
 
 南魚沼市報「市報みなみ魚沼」(9月1日号)に当講座から「未来の健康のために」という記事を掲載させていただきました。お酒を毎日飲む人の割合をベースライン調査と5年後調査で比較した結果と、飲酒と健康についてといった内容です。よろしければご覧ください。
 当講座への日頃のご協力に感謝いたします。
https://www.city.minamiuonuma.niigata.jp/fs/2/6/0/3/8/6/_/240901-all.pdf
#新潟大学
#魚沼コホート研究
#南魚沼市
#魚沼市

住所

中央区旭町通1番町757番地
Niigata-shi, Niigata
951-8510

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月曜日 08:30 - 17:15
火曜日 08:30 - 17:15
水曜日 08:30 - 17:15
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