03/11/2025
国際医療福祉大学は、創立35年を迎えました。 公私協力方式の私立大学として設立された国際医療福祉大学は、今までに卒業生37000名となりました。全国に5キャンパス11学部28学科。 また2026年には、九州で初の音楽大学(福岡国際音楽大学)がIUHWグループにて開設が予定されており、全国で6キャンパスとなり、16職種の国家資格が取得できる医療福祉の総合大学と発展しております。そして多くの留学生を送り出した医学部(140名)は、100%の合格率を達成しています。また海外からの医学部留学生数は開学以来786名を有し、数名を除いて日本の医師国家試験に合格した卒業生は、日本、本国、他の国で活躍を開始しています。この背景には、日本政府と国際医療福祉大学独自の奨学金制度があります。武見厚生大臣の時に、政府としての医学生への奨学金制度を新設した時に全国で82の大学医学部がある中で応募したのが、国際医療福祉大学のみだったそうです。さらに高木邦格理事長は各国に赴き、日本の医師国家試験に合格したものには、本国の医師免許を付与する制度の交渉をして成文化されました。また今年は医学検査学科を創設し、大田原キャンパスC棟に接続したP棟校舎が増設されました。(東北地方で初)。時代が35年も違いますが、その設備はC棟と比べものにならず最新のものです。「大学は、卒業生が支えて本物」と開学以前からおっしゃられていた高木理事長の言葉が思いだされます。ぜひ卒業生が少しでも大学を支援する活動(学会・社会貢献、そして寄付金)をされることを祈念しております。(金場)
今回の11月1日の開学35周年記念式には、高円妃殿下を那須野が原ハーモニーホールにお迎えし、新日本フィルハーモニー交響楽団による演奏会を開催し、その後は大学付設の那須マロニエホテルの夕食会で、大学創設メンバーが集まり、当時の話しに盛り上がりました。そして翌日には、大学構内にて、杉浦大蔵(元衆議議員、TV週8本のコメンテータ)、武見敬三(元厚生労働大臣)両氏の講演、次いでアスリーナニ移り、大学祭主催のイベントのU字工事さんのトークショーと立食パーティ、締めは大学グランドからの打ち上げ花火3000発。見事でした。広大な敷地を有する大田原キャンパスならではのなせる業でした。また大学祭は、学生の出店のほか、地元の医療、福祉系のボランティアによる出店、3カ所の野外ステージ、子供用の遊園地、熱気球体験、乗馬体験など様々な催しが明日の2日間にわたり開催され、来場者には1000円の金券と水ペットボトルも配布されており、家族、御子様連れの卒業生、地元の方々が多数楽しんでおられました。最後になりましたが、開学準備はその数年前より始まり、2年前には高木理事長と2人で渡米し、米国大陸を横断しながら教員のピックアップを行い、帰国後は、カリキュラム編成、校舎設計、文部省審査、申請。審議会では冷や汗の連続。その時の審査委員長の私への質問は「医療とは何か」でした。答弁の度に書記役の文部省職員の筆記の鉛筆の音は今でも耳に残っております。因に審査結果は、一学部不認可(2年後に異例の承認)、その時は、「戦後最大の大学づくりとは何を考えているのか」「医学部も無いのに、医療と福祉とはなにごとか」と指摘されました。この流れについて武見元厚労大臣は、今回のご挨拶で、高木理事長は、他の方や、大学と違い、先ず、老健施設、病院をつくり、臨床施設を確保した上で、大学をつくり、大学院をつくった。そして海外に赴き、その国の医療制度を変えてきた。このように講話されました。そして今度は、従来の概念を飛び出した音楽大学の構想。ミュージカル、ジャズ、音楽ビジネス、コンピュータを駆使するミュージックテクノロジーなどのコースが予定されているようです。
思えば、37年前に高木理事長が米国の医療施設や文化、芸術など視察しながら抱かれた思いが着々と進んでいる事に喜びを感じております。特に放射線・情報科学科で私の講義を聞き育った方々は、本来の科目以外の様々な話をおもい出しながら今後の糧としてください。私は、本学を支援していただいた政府、財界、学界の重鎮の方々との教えを皆さんにお伝えしてきたつもりです。国試に関しては、国家試験委員を永年努めていた関係から重要な点を繰り返し講義することはできませんでしたが、それ以外の点で皆様はきっと他の学校の卒業生とは違うものを身に着けているはずです。また、多くの方が国際医療福祉大学を知っており、関係があります。どうか、同窓生として誇りをもって邁進してください。
国際医療創設メンバー 国際医療福祉大学・大学院
元教授 金場敏憲