08/05/2026
銅像の人物は誰? ここはどこ?
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答えは廣井勇(1862-1928)。場所は小樽です。廣井勇は札幌農学校の二期生で土木工学者であり、北大の工学分野を切り拓いた人物です。北大工学研究院の6名が登壇し、5月6日から開講中の北大道新アカデミー理系コース「フロンティアエンジニアリング」にちなんでの紹介でした。
廣井は卒業後、札幌農学校工学科や東京帝国大学の教授をつとめ、後進の育成にあたりました。そして日本各地で港湾や橋の建設にも尽力します。そのひとつが、1908年(明治41年)に完成した小樽北防波堤です。これは日本初のコンクリート製防波堤であり、コンクリートブロックを傾斜配置することで安定させる工法が用いられました。コンクリート自体の強度と相まって、廣井の防波堤は100年以上たった現在でも使われ続けています。2026年1月には国の重要文化財に指定されました(防波堤内は立入禁止)。
廣井勇や小樽防波堤について詳しく知りたい方は、小樽港湾事務所みなとの資料コーナー(小樽市築港2-2)を訪れてみてはいかがでしょうか(平日9-16時半。12-13時除く)。廣井の教え子の一人で、石狩川の護岸工事に取り組んだ岡崎文吉が主人公の小説『札幌誕生』第5話「ショートカット-岡崎文吉」(門井慶喜著・河出書房新社2025)も読んでみてください。廣井もちょっとだけ登場します。
さて、連休のため北大道新アカデミーは先週と今週はお休みでしたが、来週から再開します。廣井を継ぎ、現代のフロンティアを切り拓く研究者たちが、3週にわたって登壇します。