多発性硬化症治療学

多発性硬化症治療学 東北大学大学院医学系研究科多発性硬化症治療学寄附講座http://www.ms.med.tohoku.ac.jp/

東北大学大学院医学系研究科に新たに多発性硬化症治療学寄附講座が平成19年5月に設置され、初代教授に藤原一男(神経内科医)が就任いたしました。日本で最初の多発性硬化症治療に特化した講座として、多発性硬化症(MS)と視神経脊髄炎(NMO)などの炎症性脱髄疾患の病態解明と治療法の開発に勤しんで参ります。東北大学医学部神経内科に所属する大学院生が沢山頑張っています。
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当講座では一緒に研究をしてくれる大学院生を募集しています。興味ある研修医の先生はご連絡ください。

本日、多発性硬化症(MS)の外来患者さんの旦那さんの同級生が制作に関わる映画があることを教えてもらったところ、ちょうど本日担当の方からもチラシが郵送されてきていました。こんな偶然もあるものです。長編映画「そこからの光~未来の私から私へ~」。...
15/05/2020

本日、多発性硬化症(MS)の外来患者さんの旦那さんの同級生が制作に関わる映画があることを教えてもらったところ、ちょうど本日担当の方からもチラシが郵送されてきていました。こんな偶然もあるものです。

長編映画「そこからの光~未来の私から私へ~」。主演は文音さん、主治医役に田中美奈子さんなど豪華な顔ぶれの一般公開映画になっています。まだもちろん見ていませんが、我々の仲間であるMS患者さんをモデルに、我々の仲間の先生方が監修されたということ、きっと素晴らしいものになっているのではないでしょうか。きっと共感できたり素晴らしい生き方があると教えてくれるような内容だと想像してます。

もう情報は公開されているようですが、患者さんのご主人の友人の話によるとコロナ禍で公開が少し遅れたようなのです。一般公開がもうすぐということで、5/30にはトークイベントがオンラインで行われるそうですのです。

皆さん、コロナ渦で大変な日々をお過ごしのこととは思いますが、このように良いニュースもきっとありますし、明けない夜はないといいます。気を付けてお過ごしください。

全国多発性硬化症友の会茨城支部で「MS/NMOの臨床」について講演をさせて頂きました。有難うございました。 講演の中では、多発性硬化症MSの進行に影響を及ぼす認知機能障害や神経障害度を改善させる最新の治療薬について解説し、特に初期・早期から...
15/12/2019

全国多発性硬化症友の会茨城支部で「MS/NMOの臨床」について講演をさせて頂きました。有難うございました。

 講演の中では、多発性硬化症MSの進行に影響を及ぼす認知機能障害や神経障害度を改善させる最新の治療薬について解説し、特に初期・早期から強い効果のある治療を行うInduction therapyの重要性について解説をしました。また、来年以降に出てくるであろうMSの進行を抑えることが期待される最新のMS治療薬や視神経脊髄炎NMOで今後使えるようになる抗体医薬についても解説をしました。

 今回の講演後には、医療相談会がありました。代表の桑野さんのお話でも茨城県はMSを専門にする医師が不在でありながら特定疾患の受給者数だけでも400名を超える地域であることが紹介され、MS患者さんが地域で情報がなかなか得られない状況や最新治療を受けることの難しい現状が明らかになりました。もっと地域の患者さんにこの活動を知ってもらえれば良いと思います。会員の皆さんで現状の問題点や専門医と連携する医療の在り方などを話し合うことができ、今後もこのような草の根の活動が重要であることを改めて感じてきました。

 このような温かいアットホームな会を立ち上げ10周年を迎えられるMS茨城の皆さんの活動には大変頭が下がる思いで帰ってきました。今後も私どもにとっても重要なミッションである患者さんへの医療情報の提供などを通して協力していければと考えています。

多発性硬化症や視神経脊髄炎の患者さん向けの医療講演会のご案内です。2019年6月30日に仙台で開催します。会場の都合で席に限りがあるようですので、ご希望の方は早めにご連絡をお願いします。
18/05/2019

多発性硬化症や視神経脊髄炎の患者さん向けの医療講演会のご案内です。2019年6月30日に仙台で開催します。
会場の都合で席に限りがあるようですので、ご希望の方は早めにご連絡をお願いします。

神経内科リサーチセミナーで山口大学の清水文崇先生にお越し頂きました。血液脳関門の研究から視神経脊髄炎発症のトリガーとなるGRP78抗体を発見し、今後の研究の展開についてもわかりやすくお話頂きました。会の後の懇親会でも、研究の話で盛り上がりま...
15/05/2019

神経内科リサーチセミナーで山口大学の清水文崇先生にお越し頂きました。血液脳関門の研究から視神経脊髄炎発症のトリガーとなるGRP78抗体を発見し、今後の研究の展開についてもわかりやすくお話頂きました。会の後の懇親会でも、研究の話で盛り上がりました。

新年度となり、新たに2人の大学院生を迎えました!新しい仲間と共に、グループ一丸となって診療や研究に取り組んでいこうと思います。
17/04/2019

新年度となり、新たに2人の大学院生を迎えました!
新しい仲間と共に、グループ一丸となって診療や研究に取り組んでいこうと思います。

視神経脊髄炎(NMO)に対するCD19抗体製剤(Inebilizumab)による臨床試験の速報結果が、治験を実施したViela Bioより報告されましたので紹介します。CD19は、アクアポリン4抗体の産生に関連する形質細胞や形質芽細胞を含む...
07/01/2019

視神経脊髄炎(NMO)に対するCD19抗体製剤(Inebilizumab)による臨床試験の速報結果が、治験を実施したViela Bioより報告されましたので紹介します。

CD19は、アクアポリン4抗体の産生に関連する形質細胞や形質芽細胞を含む抗体産生に関わるB細胞系に広く発現している分子です。NMOの病態を抑制することが期待されており、日本を含む国際的臨床試験により231例のNMO患者に対して臨床試験を行っています。特徴としては前治療薬としてのプレドニンを短期間で中止して、Inebilizumab単剤投与を行い効果を検証している点で、当院からも複数のNMO患者さんが参加しています。

結果としては、再発率が対象群と比較して実薬群で77%有意に低下していることが報告されました。また、臨床的な重症尺度(EDSS)が実薬群で低下することや安全面でも大きな問題がなかったことが紹介されています。

昨年末に相次いで報道されたNMOの新規治療薬(抗補体C5抗体・抗IL⁻6抗体)と同様に非常に有望な結果と思われます。従来のプレドニンに頼らない新しい治療薬、2020年頃までに患者さんの手元に届けられるようになる見込みということです。

Viela Bio today announced that N-MOmentum, a pivotal trial of inebilizumab, met its primary and key secondary endpoints in patients with neuromyelitis

ウィーン大学免疫学のモニカ先生との共同研究の結果がActa Neuropathologicaに年末に掲載されました。 視神経脊髄炎(NMO)においては、患者血清より抽出した免疫グロブリン(アクアポリン4:AQP4抗体)は、それ自体のみを動物...
04/01/2019

ウィーン大学免疫学のモニカ先生との共同研究の結果がActa Neuropathologicaに年末に掲載されました。

 視神経脊髄炎(NMO)においては、患者血清より抽出した免疫グロブリン(アクアポリン4:AQP4抗体)は、それ自体のみを動物に摂取しても何ら病態を起こすことはなく、中枢に移行しやすいように活性化リンパ球などによって血液脳関門を抗体が通りやすいためのある種の補助的な炎症などの工夫が必要です。極めて抗体の濃度が高い患者と低い患者がいるが、その意味は解っておらず、病原性抗体の産生機序とNMOの発生機序は同じではないとされています。

 今回、この共同研究においては、人工的に極めて高濃度のAQP4抗体を作成し動物に投与すると、従来のような補助的な工夫をすることなく、抗体のみでラットの脳や脊髄に補体介在性のアストロサイト傷害を起こすことが示されました。興味深いのは、AQP4抗体のみでは初めに延髄背側の最後野(Area Postrema)と呼ばれる抗体などが通りやすい部位のみに病変が起こるが視神経や脊髄には初めは病変は認められず、5日ほどの時間をかけて、血清AQP4抗体が持続的に陽性となる過程でアストロサイト傷害が生じてくる事実であり、即座に補体が活性化できない防御機構が関連している。

 NMOにおける病変の起きやすさや広がり方には極めて個人差が大きく、今回の実験結果に示されたような抗体の性質の違いが病態に関与していると考えられ、今後の治療方針を考えるうえで重要な事実を教えてくれています。

It is well established that the binding of pathogenic aquaporin-4 (AQP4)-specific autoantibodies to astrocytes may initiate a cascade of events culminating in the destruction of these cells and in...

SAkuraSky study サトラリツマブ(ヒト化抗IL-6受容体リサイクリング抗体)の有効性と安全性がECTRIMSで発表されましたが、治験依頼者が公表していたプレスリリースを見つけましたので紹介しておきます。基本的には、免疫抑制剤に...
15/11/2018

SAkuraSky study サトラリツマブ(ヒト化抗IL-6受容体リサイクリング抗体)の有効性と安全性がECTRIMSで発表されましたが、
治験依頼者が公表していたプレスリリースを見つけましたので紹介しておきます。基本的には、
免疫抑制剤に対するサトラリズマブの上乗せ投与は、NMOSDの患者さん(抗アクアポリン4抗体陽性/陰性をいずれも含む)における再発リスクを62%減少させた。
事前に規定されたサブグループ解析の結果、サトラリズマブは抗AQP4抗体陽性群において、プラセボ群と比較し再発リスクを79%減少させました
一方、サトラリズマブは抗AQP4抗体陰性群において、プラセボ群と比較し再発リスクを34%減少させました。
サトラリズマブは約2年間の治療期間(平均値)を通じて良好な安全性プロファイルを示しました。重篤な感染症を含む重篤な有害事象の生じた患者の比率は有意差なし。

基本的に、アクアポリン4抗体陽性では極めて有効性が高いと評価でき、また内服中の薬に上乗せすることができる。
安全面なども及第点であり、今後の市販の時期なども気なるところです。NMO患者さんに安全に使える薬が増えそうです。

中外製薬のニュースリリースは、当社関連の最新情報をステークホルダーの皆様にお伝えするために実施しています。医療用医薬品や開発品の情報を含む場合がありますが、報道関係者や株主・投資家の皆さまへの情報提供...

先週シドニーで開催されたアジア多発性硬化症治療研究学会(PACTRIMS)において、次期プレジデントに我々のボスである藤原一男教授が選出されました。今後、最長6年にわたって、毎年開催される学会の運営などに携わります。PACTRIMSは毎年ア...
11/11/2018

先週シドニーで開催されたアジア多発性硬化症治療研究学会(PACTRIMS)において、次期プレジデントに我々のボスである藤原一男教授が選出されました。今後、最長6年にわたって、毎年開催される学会の運営などに携わります。

PACTRIMSは毎年アジアの各都市で開催され、一昨年は
タイ、昨年はベトナムで開催されました。この会はアジア地域のMS研究者を増やし、1人でも多くのMSやNMO患者さんが早期に発見され正しい治療を研究・提供することを目的に開催され、今年で11回目を迎えました。
 その間、この地域のMS・NMO治療は劇的に改善しました。初めの数回の学会ではMRIがない中でのMS診療やMS治療薬がなく漢方薬を使う治療などが発表されるなど、この地域独特の国の状況による診療の問題点が真面目に議論されていたのを思い出します。アクアポリン4抗体をはじめこの学会において議論された多くの成果が、近年の学会の発展へと結実しました。近年は各国で診断に欠かせない抗体検査や治療薬も充実し、今やMRIがないことを嘆く発表者もなくなっており、この学会が果たしてきた役割は極めて大きいと思われます。

今後、斎田孝彦先生に続いて日本からプレジデントが選出され大変名誉なことですが、私達が果たすべき責任もまた大いに期待されることとなります。

来年はバリ島、再来年は日本での開催が決まっています。来年もぜひPACTRIMSに参加しましょう!

金子先生のMOG抗体陽性例における髄液中サイトカインに関する論文がJNNP9月号に掲載されました。まだまだ未解明な疾患群ですが、MOG陽性例とアクアポリン4抗体陽性例は、髄液サイトカインのプロファイルから見る限りは、かなり免疫学的には似通っ...
19/08/2018

金子先生のMOG抗体陽性例における髄液中サイトカインに関する論文がJNNP9月号に掲載されました。まだまだ未解明な疾患群ですが、MOG陽性例とアクアポリン4抗体陽性例は、髄液サイトカインのプロファイルから見る限りは、かなり免疫学的には似通った病態であることを示しています。Editorial commentaryにも選ばれました!

http://jnnp.bmj.com/content/89/9

https://jnnp.bmj.com/content/89/9/927

Objective To evaluate cerebrospinal fluid (CSF) cytokine profiles in myelin oligodendrocyte glycoprotein IgG-positive (MOG-IgG+) disease in adult and paediatric patients. Methods In this cross-sectional study, we measured 27 cytokines in the CSF of MOG-IgG+ disease in acute phase before treatment (n...

第7回となるSendai Conference 2018が開催されました。朝の9時から19時半まで、全編英語で多発性硬化症や視神経脊髄炎を勉強しました。日本にいながらにして、世界でも類を見ない、最もホットな国際会議が体験できます。来年はより...
14/07/2018

第7回となるSendai Conference 2018が開催されました。朝の9時から19時半まで、全編英語で多発性硬化症や視神経脊髄炎を勉強しました。日本にいながらにして、世界でも類を見ない、最もホットな国際会議が体験できます。来年はより多くの若手医師の参加を期待します。

住所

青葉区星陵町1/1
Sendai, Miyagi
980-8574

電話番号

+81227177190

ウェブサイト

http://msarticles.exblog.jp/, http://www.facebook.com/tohokumultiplesclerosis, http://w

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