16/06/2026
2026年度もゼミに7名の新しい仲間が入ってきました。
新しいメンバーと共に「災害復興医療人類学ゼミ」としての活動を継続させていきます。
東日本大震災および原発事故が発生した2011年には、幼稚園の年長から小学校低学年だった若者です。このゼミに入ってはじめて、震災および原発事故について学ぶことになりました。
ゼミに入る前の春休みに下記の二つの書籍と論文、そして最新のドキュメンタリー動画を読んでレポートを書く課題を提示しました。
1)辻内 琢也 増田 和高(2019)『フクシマの医療人類学:原発事故・支援のフィールドワーク』遠見書房.
2)後藤 秀典(2023)『東京電力の変節―最高裁・司法エリートの癒着と原発被災者攻撃』旬報社.
3)辻内 琢也(2024)「戦後最大の日本における国内避難民(IDPs)の現状と課題―PTSD調査と国内強制移動に関する指導原則」『社会医学研究』41(1),17-27.
4)NHK ETV特集「“歳月に埋もれた声”をたずねて:福島・原発避難者の15年」(2026年3月14日放映)(NHKオンデマンドで視聴可能)
レポートは、下記の時期ごとに整理して記述するように指示しております。
⑴ 緊急避難期(約1か月)
⑵ 避難・離散拡大期(約1年間)
⑶ 避難指示再建期/格差分断拡大期・・・フクシマの医療人類学はこの時期までが詳しく描かれています。
⑷ 避難解除・帰還促進期・・・フクシマの医療人類学では「復興再建フェーズ」と書かれていますが、復興はなかなか進んでいません。
⑸ 原発事故強制終了/棄民政策加速期・・・後藤さんの書籍で書かれている中心テーマはここに該当します。
⑹ 原発事故15年の現在地・・・今年のETV特集が描いているのはここです。
Livedoorブログ記事では、この学生達がはじめて学び考えたレポートを皆さまとシェアしています。若い学生達が、震災・原発事故の問題に触れて、どのように考えたのか、温かく見守っていただきたく思います。
辻内琢也
http://blog.livedoor.jp/tsujiuchi_labo/archives/1083594027.html