07/07/2024
I. 授業で使用するDouble-entry(複式)家計簿(かけいぼ)をリンクします。
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1x8WxJUaJIADhdodcAxJmXlkPWS5Z-oamdKVQl_z3_Tw/edit?usp=sharing
Google Sheetsで作成していますが、Excelでも同じように作成できます。
これで家計簿をつけると次を学ぶことができます。
a. 複式簿記を理解できます。
b. Assets = Liabilities + Equityの意味と計算法がわかります。
c. 単式の会計簿では難しいクレジットカードやデビットカードの収支も集計できます。
d. ExcelやGoogle Sheetsについては、例えば次を学ぶことができます。
ピボットテーブル。
相対参照と絶対参照。
フィルター。
ライングラフや円グラフの作成。
II. Google Sheetsの家計簿のデータをGoogle Colab上のPythonで読み込んで集計しました。
https://colab.research.google.com/drive/1f-kwNPa1Xw8tqaB9wxY63u9FBbfEz8sg?usp=sharing
Google Sheetsでピボットテーブルを作成する場合、列に日を指定して、月ごちにまとめるのですが、数百日で容量オーバーになりました。行数は50万行ほどかけるので、ピボットテーブルで日を列にするきに列数の制限をオーバーするのだと思います。
Excelの場合、自動的に日を月にまとめるので、Excelではエラーにないと思いますが、二つ目のリンクのように、Google Sheesでデータを書いて、Google Colab上のPythonで計するのも一つの手です。
III. データ説明と用語の説明
1. 10月の内容は:
行2-3銀行に、100,000円の預金があります。
行4-5銀行から、100,000円をおろします。
行6-7現金で、食べ物を50,000円買います。
行8-9デビットカードで、趣味に15,000円支払います。
行10-11銀行に、給与の200,000円が振り込まれます。
行12-13銀行に、アルバイトの30,000円が振り込まれます。
行14-15クレジットカードで、服を50,000円買います。
行16-17銀行から、家賃50,000円が引き落とされます。
行18-19銀行から、クレジットカード使用(先月の15日から今月の14日まで)の金額5,000円が引き落とされます。
2. Double-entry bookkeeping(複式簿記)とは:
お金の移動を完全に記録するために、移動金額を移動元と移動先それぞれに記入する記録方法です。
お金はあるところから別のところに移動します。移動元の金額と移動先の金額を記録するので、同じ額を2回記録(double entry)することになりますので、
移動元(credits)と移動先(debits)の合計は等しくなります。
移動元と移動先をアカウント(お金の入れ物と考えればわかりやすい)とし、すべてのお金の移動をアカウント間の移動として記録します。
アカウントは、大きく、Assets(資産)とExpenses(支出)とIncome(収入)とLiabilities(借金)とEquity(純資産)の5つに分けられますが、これをさらに細かく分けることもできます。
例えば、Expensesをさらに、光熱費、ガス代にわけたければ、Expenses_Utility_Gasのようにして記録すれば、それぞれ別に集計されます。
リンクの参考例では、クレジットカードとデビットカードを区別して記録しています。クレジットはお金をかりて支払って、あとでまとめて払うので、Liabilitesですが、デビットカードは、銀行から直接引き落とされるので、Assetsとして扱います。
3. AccountsとDebit(In)とCredit(Out):
アカウントをお金の入れ物と考えると、AssetsとExpensesでは、Debits(In)は増加、Credits(Out)は減少になります。
これに対して、Income(収入)とLiability(借金)とEquity(純資産)では、この逆になります。
ここが一番混乱するところですが、これは、日常の言い方に合わせているからです。
Debits、Creditsという言葉を使わずに、+とーとしても、それぞれのアカウントのトータルの集計方法を変えれば同じ結果になりますが、
+、ーとすると、例えば、給与は、給与アカウントから銀行アカウントに支払われるので、銀行側アカウントが+、給与アカウントがーとなって少しわかりにくいです。
これよりは、給与の支払いは、銀行アカウントのデビット側、給与アカウントのクレジット側に書くと決めると、給与側をーとしなくてよいです。
また、帳簿上、デビットとクレジットの列をなべて書くとそれぞれの列の合計が等しくなるので、誤記をみつけやすいという利点もあります。昔は手で集計していましたから。
4. Fundamental Accounting Equation(会計等式)
だれかの資産について、次のような数値がわかると、おおまかな資産の状況がわかります。
「彼が使えるお金は10,000,000円(総資産)だが、借金が5,000,000円あって、それを差し引いた資産(純資産)は5,000,000円だ」
この発言を一般化したのが下の等式ですが、複式簿記だとこれを簡単に算出できます。
Assets(総資産)=Liability(借金)+Equity(純資産)