10/12/2025
本年度最後の学術講演会 第4弾です。
『 Bio Esthetic(審美修復治療の最前線)』
講師:大河 雅之 先生
2026年1月18日(日)10時00分~16時30分
場所:神奈川歯科大学附属横浜研修センター7階講堂またはWEB参加・
お申し込み先:
https://inaoka82.com/lecture/entry-lecture-20260118/
■抄録
現在、審美修復治療はバイオミメティック(生体模倣)アプローチという考え方が浸透し、できるだけエナメル質と歯の構造を保存する接着修復が世界的に潮流となってきている。接着技術の進化とインプラントの登場の恩恵によりクラウンやブリッジ修復における従来型の保持形態、抵抗形態付与のためのアグレッシブな支台歯形成は、前歯のみならず臼歯においても、今やそれらの再治療時のみに用いられるべきである。つまり現段階では歯の硬組織の臨床的な再生が困難である以上、治療侵襲は必要最小限にとどめ、残存する歯の構造と組織を温存し天然歯固有の優位性を最大限に生かすことにより生物学的、構造力学的、機能的、審美的特性を天然歯に近似させ再現させることが修復治療の目的となる。これこそがMI修復治療の正体なのである。
また顔貌から抽出する治療計画立案(Facially Generated treatment planning)は審美修復治療には必須である。前歯を含む修復治療計画立案においては、審美のガイドラインが確立され、歯や歯列の診査の前に、顔貌や口唇と歯の関係の審美分析を行うことは必須となっている。
本講演では
①MIを考慮した治療計画立案とボンデッドセラミックレストレーション(BCR)の中長期的予後についての考察。
②BCRにおけるマイクロスコープの有効性。
③臼歯のBCRの考え方とマテリアルセレクション。
④最新のデジタルテクノロジーを応用したMIフルマウスリハビリテーション。
⑤デジタルデンティストリーの診査、診断と治療方針決定への機器としての発展。
⑥デジタル時代におけるベニア支台歯形成デザインの考え方、前歯及び臼歯のベニアデザイン分類。
など審美修復治療の最前線について臨床症例を用いてお話ししたい。